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11月, 2010の投稿を表示しています

ただ今製造中

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来週の出張を前に制作中のモックアップ。知っている人も多いだろうが、MDXは遅い。どのくらい遅いかというと、昨日から削ってなんだかんだで24時間でこの状態。こちらの不手際があるとしても遅すぎる。明日の朝までかかるって、その後ちょっと修正して、後24時間くらいかかると推測。 使えない奴だ。(発砲スチロールなら結構いけるけど)  

IFFT interiorlifestyle living に出品しています。

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11月24日(水)- 26日(金)東京ビッグサイトで開催されているインテリアライフスタイル リビングの燕三条地場産業振興センターブースに川口工器と開発した座イス OSSO(オッソ) が展示されています。   地場産業振興センターのプロジェクトで座イスに対するユーザーの不満を解決するべく約2年の歳月をかけて開発した製品です。耐久性に優れた堅牢なフレームと交換が可能なクッションを持つ座イスがコンセプトの製品です。製造工程がすべて国内(新潟県)というこの種の製品ではまず見られないしっかりした製品に仕上がっています。是非、会場で座ってみてください。   OSSO(オッソ) http://www.fdn.co.jp/news/101122_osso_card.pdf  

NICOが百年物語の展示会開催。

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11月22日から28日までの1週間、ロンドンのお茶専門店TeaSmithのベースメントギャラリーで百年物語の展示会を開催しています。私もロンドン行きたいのですが、とても行けません。   同じロンドンのVESSEL GALLERY(写真)でも12月31日まで展示販売中だそうです。(下写真)     12月2日~4日香港コンベンション&エキシビジョンセンターで開催されるBODW2010 IDT Expo2010に出展します。12月2日 (木)14:00-18:00、IDTExpo トレードホールのセミナールームにて実施する「Japan Design & Trade Seminar」にパネリストで発表する予定です。 http://www.jidpo.or.jp/activity/bodw2010/

自転車に乗ると

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自転車で通勤していると、帰り時間が遅い時など「ヘルメット必要だよな~」とか思う。でも最近の派手なヘルメットはかぶりたくないし、似合わない。私が欲しいのは昔のこういう奴。鞄にもしまえるしもっとファッショナブルでも良いと思う。でも、効果はどうなのかな?無いよりはましなのかな?

チタン製移植ごて

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あるメーカーの社長と話していて、もっとメーカーの製品開発は「プロダクトアウト」で良いのではないかと話した。商品の価値は、ユーザーが決めるのだろうか?流通が決めるのだろうか?もちろん其々の意見に耳を傾ける必要はあると思うが、まずは製造メーカーが訴える必要があるのでないかと。写真のような「移植ごて」はステンレス製のモノで700円程度だそうだ。鉄に塗装したもので100円。消耗品でもないのに。道具に愛着も持てなければ、大切に使う気持ちもそがれる価格でないかと思います。    もちろん、そんな製品をデザイナーに頼んでデザインしたのではメーカーはつぶれてしまう。この形にするためには何工程ものプレスが必要で、効率よく造るために順送型で造られる。この順送型などはかなりの投資となる。それだけでなくプレス型やプレスの工程には匠の技術やノウハウがある。かのデザイナー奥山氏が燕三条の製品は量産品にも匠の技術を生きると称賛したが、正にその通りである。    写真はチタンを使った移植ごてである。チタンは高い耐食性を持つ。つまり錆びない。鋼鉄以上の硬度を持つ。つまり強い金属である。イオン化しにくいため金属アレルギーを起こさず、人工関節等に使われる金属です。アルミよりは重いが鋼鉄の半分以下の重さ、つまり軽い。屋外や海水のかかる場所でもきっと一生使える。アウトドアに最適。     欠点は価格である。ステンレスの20倍の材料費が掛る。こういった製品の需要が計り知れないので通常こういった製品は驚くほど高額になる。フライパン等に使ったものもあるが、熱伝導は極めて低いので調理には向きません。   私の考えるMade in Japanは目的に合った良い製品を工夫して製造する事で比較的安価に造られた製品。現在の流通では売りにくい「希少性」や「価格訴求力」のひくい製品です。 でも、本当にその道具を必要としている人に、愛着を持って使い続けてもらう。買いかえる時もまた同じ商品を選んでもらいたい。いくら良い製品でも法外ないわゆる「ブランド品」をデザインしたいとは思わない(頼まれないしね)。 ステンレスの20倍の価格で比重が約半分って事は材料費は10倍って事だし、当然製造工程も多少変わってくる(マグネットがつかない等)事を考えても、どのくらいの価格ならある程度の量が売れるのか、製造側が自信を持って答

今年の百年物語

今年も百年物語で製品開発を行っている。   モノ自体は当たり前のモノだが材質や加工法を研究し新しい製品をつくっている。もちろん形状も考えてはいるが、スタイリングを変える事がデザインだとは思えなくなっている。 調理器具としての金属を考えると、人間の体に悪い影響のあるイオンを放出しないのは鉄と銅だと思う。この2つの材質は、古くから調理器具として使われてきた。今は、鉄の材質を使い錆びない加工とその加工を強靭にした製品を開発している。事務所が工業技術総合研究所に隣接しているので相談する上でもとても便利だ。プロダクトデザイナーの仕事はモノをつくり、売るすべての工程に必要とされる度合いで係る仕事だ。撮影用の製品が今月中には完成予定。お見せできるのは2月のフランクフルトの見本市以降です。 http://www.nico.or.jp/hyaku/