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コーヒーメーカー

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うちの事務所では少し前からネスカフェバリスタを使っています。 最初は便利なので良かったのですが、慣れてくるとやはりインスタント。 休んでいたコーヒーメーカーを併用するようになりました。 事務所のコーヒーメーカーはデザイン重視のブラウンのモノから、機能性を求めサーモスのモノへと変遷してきました。デロンギのコーヒーマシンにしたいなぁとか考えていましたが、知り合いのところにあるデロンギのコーヒーマシンが故障がちなのでやはり保温出来るコーヒーメーカーに落ち着いていました。ブラウンのコーヒーメーカーは自宅で使っていますがやはりデザインの良い家電は永く使えます。 現在のうちの事務所の使用状況ではコーヒーメーカーが良いし、煮詰まるのが嫌なので真空構造の保温ポットのサーモスのが一番良いと考えています。 味や時間にこだわるならドリップした方が良いと思うが、事務所ではコーヒーメーカーだ。シンプルなスタイリングとステンレスの素材感が良いと思う。特に保温する際にヒーターを使うモノに比べて真空ポットを使うタイプのものが良い。煮詰まらないので時間が経っても味の劣化が少ない。 保温・保冷能力に限れば真空度合による。真空かどうかを判断する事は簡単では無い。真空と一口で言ってもJISの定義でも低真空・中真空・高真空・超高真空と別れている。真空= 物質・圧力が0(絶対真空)では無いわけだから性能差が有る。この点でサーモスは信頼がおける。 壊れてもいないのですが、ひょんなことから新しいサーモスのコーヒーメーカーを入手しました。 比較してみて全体のスタイリングは良くなっています。古い方は外装のステンレスがフィライト系ステンレスらしく「もらい錆び」が見られる。触った感じクリア塗装されていそうなのだが何故だろう。 新しい方の本体もフィライト系だと思う。磁石がくっつくから。でも確実に塗装されているので錆びないはず、指紋も目立たない。 新しい方はポットもクリア塗装されている。サーモスの製品はよく塗装されているが個人的にはオースティナイト系のステンレスには塗装無の方が良いが本体と合わせたのだろうか。 燕三条のステンレス製品で塗装されているのは殆んど無い。塗装してあるメリットは指紋が目立ちにくい事などが有ると思うが、それならステンレスである必要がないと考える。比較的家電

第5回国際デザイン学会連合国際会議にMAGIPが展示されました。

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芝浦工業大学豊洲キャンパスで開催された第5回国際デザイン学会連合国際会議のグッドデザイン賞展示約40点にゴミ拾いトングMAGIPが選ばれ展示していただきました。 国際デザイン学会連合は2005年に設立された研究団体連合で、世界の主要なデザイン研究団体である、日本デザイン学会(JSSD)、韓国デザイン学会(KSDS)、台湾デザイン学会(CID)、デザイン研究学会(DRS:イギリス)、設計工学会(DS:イギリス)を傘下に置く組織だそうです。 展示していただけるのは光栄です。そもそも、この商品を最初に相談された時は補助金の申請したら「ゴミを拾うだけのトングに市場性は少ない」と言われました。というところからでした。 私自身以前に出品した地元のデザインコンペで「ご飯がくっつかないだけのしゃもじに市場性は無い。」と言われ商品化を見送ったところ1年後に他社からくっつかないしゃもじが市販され大ヒット!という経験を思い出しました。 まぁ、当事者以上に審査担当者が思慮深く考えられるはず無いから、自分の信念を通す事も必要なんですよね。デザインを造形を考える仕事と思っている人が多いですが、工業デザインの場合は違います。製品を開発する際の問題になる事を解決する様々な手段を講じる事が工業デザインです。 製造上はもちろん、使われる環境や流通といったデザイナーと関係なさそうな事にもかかわり、製造者と共に問題を解決するあらゆる手段を尽くすことが工業デザインです。この製品を開発しているときは、社内のスタッフでさえクレームもあり、身近なスタッフですらデザイナーの仕事を理解出来ていないのだなぁとがっかりもしました。商業デザイン(グラフィックデザイン)との違いだと感じていますが、やる事自体は似ているし、内容によってはクロスオーバーしていると思いますが、モノを生み出す根本にどの様にかかわるか、その時の考え方の違いだと思います。 しかし、完成した製品から伝わりにくいものだし、自分の取り組みが工業デザイナーとしてどう評価されるものかと考えていました。GOOD DESIGNのBEST100のプレゼンテーションを通じて自分のやってきた事が普通に工業デザイナーとして極めて当り前の事だと感じる事が出来ました。 地方ではクライアントの以来の形を絵