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FD STYLEがやっている事

FD STYLEと私達が呼んでいるプロジェクトは、コアなFD STYLEというセルフブランド。 黒いキッチンツールや新しい湯たんぽなど、GoodDesign賞やWallPaper Design of the Year等に選ばれた商品群。 FD STYLEがやらねばならない5つのコアバリューが有ります。 大切にしているのは、良いデザイン。そして燕三条の職人技へのこだわり。パッケージや広告写真を自分達で制作して、最上のものを目指すという決意と顧客に丁寧に伝える事。最後は新潟という地域でデザインやデザイナーの価値を高め社会への責任を果たすという事。 FD STYLEにとって早すぎる成長は望んでいない。自分達だけで出来る事を積み重ねて、スタッフの成長に合わせてコアバリューを磨くことが大切だと考えています。 現在のスタッフになって2年半時間をかけて成長させてきました。 これから、プロジェクトとしてのFD STYLEが展開されます。 今回のててて見本市ではその中からササゲ工業とのプロジェクト「三作」 燕のステンレス加工技術を使った新しい日本酒用の酒器シリーズ。三作というネーミングはササゲ工業の創業者 捧三作の名前から名付けました。捧という名前は燕では多く、製造メーカーに複数見られたたため屋号のように「さんさく」と呼ばれて来ました。 もう一つはニットのフォルツとのプロジェクト 未だプロジェクトネーミングも決まっていませんが今回試作品を展示します。ニットという未知の製品に対して伝え手となる皆さんの声を聞いてみたいので展示します。 今年はこれ以外に4社とのプロジェクトが展開します。それぞれのメーカーとFD STYLEで築いたコアバリューを磨きながら時間をかけて成長するプロジェクトです。 是非ててて見本市会場へお越しください。 ててて見本市2015

スタッフ募集しています。

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スタッフ募集しています。 かなりの方に応募して頂いています。 書類(ポートフォリオ)を拝見してお断りする方が実際多いです。 うちのような小さな事務所では、一緒に働いてもらえるスタッフは貴重で簡単に妥協できません。 だれでも良いというわけではありません。 全ての業務に関わってもらいます。(もちろん程度は有ります) 現在6社とのファクトリーブランドの構築を進めています。 単純にロゴを作ったり、Webにしたり、カタログつくるわけではありません。 製品を造り、売るために必要な私達に出来るすべての事をします。実際に展示会に出展して流通の開拓もお手伝いします。 地方から世界へ向けて情報を発信します。 コアになっているのは自社のFD STYLEです。 現在は国内外に情報を発信しています。昨年は15冊以上の雑誌に取り上げていただき、NHK worldで放送していただき、現在も d47 MUSEUMで開催中のP to P STOREに新潟県代表で取り上げてもらっています。来月にはててて見本市にも出展します。 FD STYLEでの経験を活かしてメーカーのファクトリーブランドを一緒に構築する仕事です。 特にグラフィックの経験がある方、プロダクトデザインの経験がある方、是非お願いします。 色々な経験の出来る楽しい仕事です。 以下のページの「採用情報」からどうぞ。 http://fdn.co.jp/about/index.html

フライパンのハンドル金具が鉄ということは。

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鉄フライパンのハンドル金具が鉄だとどうなるかというと。 ハンドルの内部で錆びてこうなる危険性があるんです。こうなってしまうと内部の金具側に錆びたネジの部分が残るのです。 だからFD STYLEのフライパンはお皿の部分だけが熱伝導の良い鉄で金具の部分は熱伝導の悪いステンレスなんです。サンドブラストにより鉄に似た雰囲気にしています。木の部分を熱から保護する為にステンレスをはめています。 最近競合製品を扱うお店で「竹のハンドルは云々」という記載があるようですが、竹は正確には草です。成長が早く伐採しても環境に負荷が少ないので使用しています。また、脂分を含むので水に強く(木べらでお馴染みですね)もし焦がしてしまっても交換できます。よかったら使ってみてください。 バリエーションも増えて5種類になりました。 FD ONLINE STORE

2015年明けましておめでとうございます。

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新年あけましておめでとうございます。 引っ越しを機に断捨離を実行!と思いずいぶんごみを捨てました。 まぁ断捨離も一長一短なんでしょうね。 自分で感じる事はあまりないのですが、人は確実に年を取るわけで、尊敬する山中俊治さんも「ノスタルジーと嫉妬は飼ってると大きく育っちゃうから、えさを与えないようにするしかない。」と言ってます。あとこんな事も「自分にとっては大切なものは、他人からはゴミに見えてもとっておく。思い入れのないものは、他人からもったいないと言われても捨てる。つでに、どうでもいいものも捨てる。」ともね。 僕にとってはたいていのモノが過去であって、新しいものを生み出すベースにはなるけれど、必要以上に保存しておいてしまうのは「めんどくさい」が理由。面倒がらずに捨てていこうと思っています。 色々な事が有った2014年もカレンダーのおかげで過去になった。年が変わると言って大騒ぎする事は色々リセットする効果もあるのだろうと思うので2015年新しい気持ちで前のめりで行きます。 今年の前半はブランドプロデュースの仕事に力を注いでみたいと思います。 僕自身のデザインという行為は決して「クール」では無い。必要以上のカッコよさ(造形的な美しさ)よりも作る人(クライアントの担当者)を自分なりに表現している。その製品が売られるであろう売場やそこで働く人達の事を創造しています。モノもサービスもモチベーションが大切で気持ちが込められる仕事には魂が込められて必ず使ってくださる方に届くと信じています。 そう思いながら24年目の工業デザイナーを目指します。新潟で活動するという点で身近にお手本となる人は居ません。僕自身はそれが良かったと思ています。デザイナーはこうしなければならないなんてことは無くて、常にこれで良いのか?と自分に問いながら進まなくてはならない仕事だと思ています。誰もやっていない事やモノを生み出すには自分の自信を自分が経験で得なくてはならないし、そうであっても常に不安と隣り合わせなのです。 そんな時に実際にデザインしたモノを使ってくださってる方から喜んでいただけたり、褒めて頂けたりする事は何事にも代えられない喜びになります。 少しづつでも、誰とも違う自分のスタイルを築いていきたいと思います。 今年もよろしくお願いします。 工業デザ