テーブルトングが発売になりました。

お盆休み前にようやくテーブルトングが発売になりました。
中々計画通りには行かないですね。


FD STYLEの場合デザインは私達が担当し、試作や金型はメーカーが担当しています。
メーカーによっても違いもありますが。
時間がかかってしまう理由もその辺にあります。

通常の売ろうという例えば地方問屋さんの様な存在がいて、デザインも試作費用も金型も地方問屋さんが負担する。そうなるとこの問屋さんがクライアントになるので問屋さんの販売計画が優先される。強制力みたいなものが発生する。

FD STYLEの場合、販売も私達が担当するので計画は立てるが、メーカーに対して強制力が弱い。試作に対するチャックをすればするほど販売計画が伸びてしまう。ブランドとしてはそれではいけないのだと思うが、それはそれで仕方ないとも考えている。


色々な形状で試作しながら、これで行こうとなっても金型にトラブルが起きたりする。もちろん設計は3dデータで支給している。それでも、その形状にならなかったりして釈然としない思いになったりもする。

プラスチックの設計でも反りや引けなどは起こるけど、金属の比ではない。
バネの強弱の調整などは特に難しい。金属は加工すると例えばプレスして薄くすると金属硬化を起こす。バネの反発が強くなる。この金属硬化を予測して利用しないとトングのタッチは良くならない。


だから何度も試作して伝えなくてはならない事が沢山ある。こういったコミュニケーションは、私のように産地に居ないと時間もかかるし伝えにくいのではないかと思っている。大抵のメーカーは複数の金型屋さんに仕事を振り分けている。金型屋さんによって考え方も違う。こういう交流は産地で複数のメーカーの仕事をしてるとだんだん分かってくる。出来る出来ないにもにも色々あるって事。

2月のててて見本市で発表して以来、沢山の販売店様にお持ちいただいて本当に申し訳なくおもっいます。少しづつお店に並べてもらっていますが、好評をいただいていて嬉しい。

もちろんFD STOREでもお求めいただけます。
(わ!いいねが160超えてる!!)


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