震災とデザイナー

改めて、東日本大震災で被災された方にお悔やみを申し上げます。先月に引き続きfd storeの売上の10%を日本赤十字に義援金として振り込みました。詳しくはエフディーのホームページをご覧ください。

震災後、デザイナーに何ができるか?というような活動を目にする機会が増えました。私の所属するJIDAでも様々な方が活動しているようです。
NOSIGNERさんのOLIVE PROJECTは本当に素早く、そして有意義なのもです。それ以外にも多くの活動が、デザイン情報誌でも特集されています。

しかし、度を越しすとデザイナーの押し付けになりつつあるのでは?と危惧もしています。被災された方のニーズを捉えてるの?と疑問に思う非効率な活動もあるように感じます。

私のクライアントは製品を通じて国の要請で製品を供給しています。私のデザインした製品も今後被災地の復興に役立つ「普通の暮らし」に必要なものです。私は自分がデザインした製品を自社のサイトで販売もしているのでその売り上げの10%を毎月赤十字に寄付しています。期限は定めず少なくとも1年は続けて行きたいと思います。

デザイナーだから、何か特別な方法で支援しなくてはならないなんて無いと思います。

私は介護分野に若者の就労を委ねる政府の政策に反対です。若者が夢を抱けるでしょうか。それより新しい産業を、先進国として開発しなくてはなりません。デザインという産業もその一翼を担わなくてはなりません。デザインという産業に特別意識を持つ事は必要ないと思います。

例えば、バルミューダのグリーンファンのような製品は素晴らしい。震災前にも有った、健康志向や省エネに対する真面目なデザイン活動が結実したのであろう。バッテリーの準備も素早い。

私もデザイナーとして負けられない。

OLIVE PROJECT

http://www.olive-for.us/

バルミューダ
http://www.balmuda.com/jp/greenfan/
 

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