『エコプロダクツ2013』 green STORERS (東6)に出展しました。

『エコプロダクツ2013』green STORERS(東6)に出展しました。エコプロダクツ展は2011年につづいて2年ぶり2回目の出展です。
前日の搬入は新潟の自宅をAM4:00に出発してスタッフ1名と共同出展するマジップを製造するメーカー、永塚製作所の専務の車でビッグサイトまでやってきました。訳有って専務はそのまま京都へ。搬入は私とうちのスタッフの2人でしたが搬入自体は1時間程度で済みました。まぁ先日の古町のイベント出展とか「慣れ」ってのが大きいです。



今回は新製品として「ワークショップ用スコップ」を発表しました。これは、永塚製作所で廃番になった製品の金型を活用したスコップの先端と廃棄するしかない間伐材や枝打ちした材木を組合せて自分でお洒落なスコップを作ろうというキットです。日本の林業の問題や地場産業の事を考えるきっかけを持ってもらうことで身近な生活環境をリンクして考えてもらうことが目的の一つです。
ゴミ拾いトングマジップで一番感じた事は、商品単独で考えるのではなくてそれを使う人達と一緒に広げていくことの大切さでした。目的が同じ人たちと協力する事で、世界が広がっていくかのような感覚は小さな工場が作った製品を広く認知して貰うためにも有効な事だと感じました。
同じように、永塚製作所の主力製品である「移植ごてスコップ」を環境というテーマで広げようと考えたときに林業の人達とコラボレーションできないかと考えて商品化しました。



今回はワークショップで実際に販売して見ました。反応は上々で特に若い女性が興味を持ってくれました。スコップもインテリアとして飾って置きたいという人もいました。また、林業関係の方から一緒にやりたいとかワークショップで使いたいという具体的な話も複数ありました。



今回は永塚製作所と共同出展という形で出展です。エコプロダクツ展は展示会には珍しく販売が許されています。私達が展示会に出る目的は実際に製品を並べて多くの人に見てもらい、直接色々な話を聞くことにあります。販売できるかどうかは、訪れてくれた人が買う気を多少もって話を聞いてくれるかどうかのリアル感が違います。今回は花ばさみのスマートシザーを実際に使ってもらったり、キッチンツールやフライパンを並べて販売しました。
話を聞くという目的とは別に製品について伝える事も目的の一つです。まだ売り場を多く確保できていないので作り手の考えを出来るだけ多くの方に伝える事が目的です。私達のデザインした製品をつくる工場の多くはOEM製造が中心で展示会等にあまり積極的では有りません。多くの工場はその為の人もいないのでどの展示会に出るかとか出るためには何が必要か等を考えるのも苦手です。自社商品が少なくブースで魅せる事も困難です。そのままでは製品は売れないのでOEMから脱却できません。私達は私達がデザインし新潟県内の3,4社の工場で作った製品を展示する事で販路の開拓と商品開発のヒントを集め工場にフィードバックする役割を果たしています。これらに掛かる費用を捻出する為に製品を販売しています。
デザイン事務所で有る私達がFD STOREとして製品を販売するのはただこの為です。

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