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残すべき日本の風景!

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ブログご無沙汰でした。 最近はfacebookが中心になってきてブログおろそかになっちゃいますね。 このブログを読んでくれてる方はご存じでしょうfdstoreというプロジェクトについて。 そもそもは、自分でデザインした商品を自分で売るって事でスタートしたのですが、続けるうちにこの事自体がデザインワークそのモノで無いか、と感じています。 通常の流通がガッチリしている依頼の場合、デザイナーが関与できる範囲が狭いのです。 価格等の制約が多く自由が少ない。デザイナーの意思も反映されない事も多い。極端に言えば誰がデザインしても良いような仕事もあります。 fdstoreの案件は、もちろんメーカーとの話し合いが有って、なんでも造れるわけでは無いですが、かなり自由が利きます。というか、製品の造りに関してはデザイナーに選択権があります。 この雰囲気を伝える為にfdstore bookというのを企画しています。 そこに使う予定の写真がこれ、 FD STYLE  製品を製造するプリンス工業高野社長。 ステンレスはかなり硬い金属なので機械による目立てしか出来ません。職人が一本一本目立てする事は素晴らしいですが、銅のように柔らかな素材の刃がステンレスより優れる事はありません。機械を使って一品一品仕上がりを目で確認して次の工程へ。 油の匂いがする薄暗い工場。もちろん空調なんてありません。汗にまみれる職人の仕事場です。 ここからは スマートシザー の製造元カバサワの樺沢社長。 カバサワの特徴はここもお世辞にも綺麗な工場では無いですが、機械好きの社長が工夫を凝らした設備です。スマートシザーの抜群に切れる2段刃は写真の刃付け機械が実現しています。 地元では有名な「 みしまの丸太切り 」も樺沢社長抜きでは実現できません。現在手でのこぎりの刃付けが出来る数少ない職人です。 続いて MAGIP の永塚製作所 永塚社長。この日は老人会でお休みだったが92歳になる前社長のおばあちゃんが2階で黙々と作業する素敵な工場です。 このブログで以前に紹介した最新の工場は空調が利いていて最新の設備がある代わりに働く人は若く職人とは呼べない。fdstoreに参加している工場はすべてが逆である。 プレス