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珈琲サイフォンさんへ

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珈琲ドリッパーを開発しているので珈琲サイフォンさんへお邪魔してきました。少し前に珈琲サイフォンの千葉さんが新潟へお越しの際に事務所に立ち寄っていただきお話を伺ったのですが、さらに詳しくお聞きするべく東京本社へ。

煙突が目立つ建物。コーヒーを焙煎する香りが漂います。 珈琲についてはディモンシュの堀内さんやツバメコーヒー田中さんなど自家焙煎カフェの方に話を聞きながら超スローペースで開発して来ましたが、いよいよコーノ式の河野社長の話を聞くことができました。

モノをデザインする時、歴史を聞くのが好きなんです。日本に珈琲が入ってきてどの様な変遷を経て今日に至るのか。直接的にアイデアには関係なさそうですが私自身には大切です。 河野の創業者は新潟県出身だそうです。コーノ式と呼ばれる円錐フィルターを使ったドリップ方法について色々教えていただきました。それ以外にもスライス刃と呼ばれる刃を使ったミルやなど貴重なサンプルをお借りしました。
それにしても、昭和の日本のメーカーが作った道具には今見てもどのように作ったのか分からない工夫が有って楽しいです。お預かりしたサンプルを何人かの職人に見てもらいましたがそれぞれの見解が違って楽しい。新潟の場合古い機会も最新の設備もあるので似たものは作れる。ただ似たものではなく、改良を加えて作らなくてはならないが、どの部分が大切でどこを改善するのかといった判断をするのが私の役目だ。作り方も材質も増えた現代ではあるけれど、すべてに進んでいるとは一概には言えない。歴史の話の中でその道具を作った人物を想像し、考え方を推測し敬意を払いながら新しい道具を生み出す作業もデザインだと思う。
調理器のようなスローな道具の多くはそれでいいと思う。

5月13日三条商工会議所でセミナーやりました。

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5月13日三条商工会議所でセミナーをさせていただいた。

三条市のものづくり補助金の説明会に付属したもので、昨年はセメントプロデュースデザイン金谷さんと、今年はエフスタイルの星野さん、五十嵐さんとやりました。
ちょうど、少し前にエフスタイルの2人はNHK「デザインあ」に出演したばかりです。ただ、以外と地元新潟では知られていないかもしれません。


セミナーは私とキッチンツールの製造メーカーであるプリンス工業高野社長が30分、エフスタイルに2人とマットの製造メーカー穂積繊維の穂積社長の30分のセミナーに続き、エフスタイルの提案で参加者には自社で作ってる部品や製品を持ってきてもらい、それを見ながら話すプログラムを設けましたが、とても面白かった。一方的に話すセミナーよりもワークショップてきで参加してくださった方が見えた。

何よりもセミナーに参加した私自身が勉強になった。エフスタイルの2人は人を褒めるのが上手だ。今回のセミナーをお願いする際に燕のメーカーを案内した時も感じたことですが、工場の人をとても上手にほめる。褒められてうれしくない人はいない。工場の人は毎日の作業で当たり前にしか感じていないことを、外から来た人に褒められるので嬉しくていろいろ見せてくれる。

この日もちょっとした部品や製品のちょっとした特長を上手に褒める。

褒めて伸ばす、そんな2人。


デザイナーの役割って何だろう。

最近デザイナーの役割について考えることが多い。

例えば、共感できないものづくりを行っていると感じるクライアントだとして、仕事であれば違ったイメージにして使い手に伝える事を求められる時もある。しっかりしたものづくりをしているメーカーよりもそうでないメーカーの方がデザイナー求めているのかもしれない。ただその関係性は適正ではないことも多い。

時には売れている商品の模倣を要求されるのもデザイナーの役割の一つなのかもしれない。レイモンドローウィの著書「口紅から機関車まで」の中にもトースターの例で紹介しているが世紀が変わってもあまり変わっていない。

私は工業デザイナーという立場で何をするべきなのだろうか。

自分でものの流通まで関わるようになって、一つの答えが見え始めている。私の本当のクライアントは製品を使ってくれているユーザーと取り扱ってくれるお店だと考えることである。

仕事のやり方を変えることはとても難しい。実際に以前のようにメーカーや商社をクライアントとしてものづくりをする方が普通なのかもしれない。

FD STYLEの道具を使ってくれる人は、デザイナーがどう考えてどんなメーカーのどんな人が作っているのか、メーカーとデザイナーという作り手とそれを伝えてくれるお店と自分の夫々の関係を大切に考えて買い求めてくれる。1人1人求めていることは違うだろうけど、その人の代わりに自分が工場と交渉しものを作る事は楽しい。メーカーも金属だけに限らず広がってきている。色々な事が繋がって来てそれ自体が楽しい。

もちろん、良いことばかりではない。モノを作る為には初期費や製造ロットがありハードルは高い。一つづつ解決しなければならない。取組むメーカーによっても様々だったりする。

それでも、デザイナーの役割として見つけ出した一つの答えだと思う。国内に限らず海外にも広がりつつある。

今年中に自社のショールームを兼ねた店舗を作りたい。そこではワークショップや作り手の話が聞ける空間にしたい。全国の作り手を招いて色々なものも紹介したい。作り手と使い手をつなげる役割を果たしたい。

25年以上新潟で工業デザイナーを生業にしてきて今感じている私の役割だと考えています。
具体的になったらブログでも紹介したいと思います。

今日は母の日ですね。

今日は母の日ですね。
私の母は、90歳近く今は介護施設に居ます。今日は朝からプレゼントを渡しに行ってきました。自宅に戻って包丁を研ぎました。

三条は鋼の包丁産地で燕はステンレス包丁の産地です。(どちらかといえば)
三条は打ち刃物が盛んでスプリングハンマーと呼ばれるプレス機で鍛える刃物、燕は洋食器から発達したステンレス製の包丁生産が盛んで、近年は燕の包丁の方が人気だと思います。

包丁はどのようなものでも研ぐことによって切れ味が回復します。
日本の刃物の優れた特徴でもある「包丁研ぎ」。

私は小学校の頃から家の包丁を研いでいました。
もちろん、正式に習うわけもなく初めは母親の見よう見真似です。高学年のころには上手になっていてよく母に頼まれました。上手になると褒められ、喜ばれるのがうれしくて包丁を研ぐが好きになりました。

そんな事を思い出した今年の母の日でした。

母の日のプレゼントまだの方は是非!

FD STORE母の日ギフトやってます。

休みを利用して普段行けないお店を回ってきました。

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デザインした商品を30店位のお店に取り扱っていただいています。
中々全部のお店に行けていませんが何時かすべてのお店に行ってみたいと思っています。
今回は車を使って日帰りで回ってみました。

新潟を出て車で約4時間東京都福生市へ。
初めて行った福生市は米軍の横田基地がある街です。街並みがアメリカっぽい感じでした。


沖縄で嘉手納基地に行ったことが有りますがそれに近い感じでしょうか。
基地の周りには軍関係の施設もありました。


なんとなく信号機も見慣れたものと違う感じが。


そんな街の感じが気に入ってお店をこの場所で開いたというFUSSA GENERAL STOREさんが最初の目的地。福生駅のすぐ前にお店はあります。


決して広くはない店内ですが見やすく商品が並べられています。一番手前にFD STYLEを並べていただいています。ありがとうございます。元々アパレルのお仕事をしていらっしゃったそうで衣類と雑貨が中心のお店です。足場板を使ったベンチも素敵でした。


そのあとは車で国分寺駅へ。ててて見本市でお世話になった吉川さんが「てん展」という萩原修さんの10のプロジェクトを紹介するイヴェントを開催しているのでそちらへ。



そこからつくば市へ移動。3月にオープンしたばかりの「ロバの家」さんへ。



ロバの家さんは北海道出身のご夫婦が始めたお店。元々ワインやイタリアの食材を扱う会社にお勤めだったそうで、お店で扱うコーヒーやワイン食材のほとんどがこだわったもので、FD STYLEとの相性が良いです。色々なお話をお聞きして長居してしまいました。とても居心地の良いお店でした。

着いた時には寝起きでご機嫌ななめだったお嬢さんも帰るころにはご機嫌で「バイバイ」して見送ってくれました。モノは使う人がいて成立しますが、使う人に届けていただく売り手の人もとても重要だと感じました。1日で800キロ移動して得られた貴重な経験です。時間を作ってまだお邪魔したことのないお店にも行ってみたいと思います。

GWになりました。

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今年はブログ更新ができないなぁ。
今、仕事以外にやってることが新潟でもっとデザイナーの活動が分かる場所を創れないかという事。若者がもっとデザイナーという仕事を身近に感じれるようになると良いと思う。

新潟県は芸術には寛容だ。大地の芸術祭や水と土の芸術祭などのイヴェントも豊富だし、美術館も沢山ある。時々感じるけど、いまだに芸術とデザインを混同しているのかな?と思うことが有る。

新潟においては、芸術や漫画の方がデザインより身近に感じられるのではないかと思ったりする。日本の産業は資源が無いわけだから、世の中の問題を発端にして世の中が共感してくれるモノを生み出すしかなくてそもそもデザインで成り立ってきていると考えている。つまり特別なことなどなくて本当に身近なことだと思っている。若者や子供たちが日本人の中にあるデザインマインドに気づき意識して特別なことではない事に気付ける場所を造れないかと模索している。

今年のグッドデザインの説明会が5月から各地で始まると思いますが、福井県は面白そうなやり方だ。通常、各県の三セクや市等がホールにおいて説明会を開催するイメージが普通だと思いますが、福井ではグッドデザインは歌わずに「福井デザイントークラウンジ」と題したトークイヴェント風に開催されるようだ。その違いは福井ではTUGIというグループが協力するから。

何度か説明会に出たことが有るのですが、普通に開催するといかにも「業務で来ました」という人の集まりになってしまい盛り上がらない。せっかく、著名なデザイナーやクリエーターのゲストトークみたいなプログラムがあっても若者や地域のクリエーターが参加するようなものにならない。
ところが福井のこのやり方ならメンバーも変わってくるだろう。30人程度という募集人数もあってすでに締め切られているが、私も参加したいと思いたくなる設営です。大体、グッドデザイン応募する予定の人を集めた説明会などやる意味ないし、話を聞く中で応募してみようかと思わせる設営でなければ意味がないですよね。
新潟でもこういうやり方ならぜひやって欲しい。むしろ福井のTUGIのように私が設営したいと思うしこういうスペースを新潟で作りたいと考えいます。具体的になったら報告します。