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東京ギフトショー、大阪ギフトショーに出展しました。

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私がなぜデザイナー言う立場で、デザインした製品の販売を行うのか書いておきます。

地方の産地でデザイン活動を行っていると「萩野さんのデザインした製品は何処で買えますか?」と聞かれても正確に答えられません。何処で売ってるのかクライアントに聞いても、流通をコントロールできていないため明確に答えられない。この事が変だと気がついたのは、10年くらい前に酒造メーカーを経営する友人から指摘されて。彼曰く「うちの酒は九州の人から問い合わせがあっても近くの酒屋を紹介できる」と。

新潟は雪と米と酒くらいしかない、などと言ってしまう事が多いのだけれども雪を克服するために多くの努力をしている。米も酒もお客さんに選んでもらえるように作る事に加えて、それ以上の努力を伝える事に行っている。私の周りの地場産業の多くは、作る事に一生懸命だが伝える事は第三者任せの場合が多い。訴求する際のイメージも、料理研究家やタレントなどの力を借りて行う事が多い。そうではなく本来メーカーが自分で行うべきなんだと気付かされました。

黒いキッチンツールを作ってもらっているプリンス工業の高野社長とは25年以上の付き合いです。以前話をした時に、産地問屋に製品を売ってもらってるいわゆるOEMメーカーは問屋に配慮し自分達で積極的に販売する事ははばかるとの事だった。以来デザイン事務所である私達がメーカーに変わって製品を流通させてきました。


私達の商品は、既存の売り場を目指していません。モノは特別ではなく売り場を創る事を目指した商品です。従来の燕や三条の製品はフックに吊るされた売り場で売られる事が中心です。キッチンツールやフライパン、ガーデニングの鋏も大半がフックにぶら下げやすいようにして売られますよね。私達のFD STYLEはそれぞれ箱に入れそのままプレゼントに使えるパッケージにしています。フライパンはハンドルにフックすらありません。
従来の商品をぶら下げる売り場に、他の製品を押しのけて並びたいと考えていません。


どのような売り場を想定しているかといえば、例えばアパレルのお店。ちょっとしたプレゼントを選びに来た人が手にとって買っていただける、そんな売り方が理想です。

10数年前、柳宗理さんの製品を販売する佐藤商事さんの方が訪ねてこられた時にお聞きしたのですが、柳さんの商品もはじめは家庭用品売り場には見向きもされず、アパレルや雑貨…