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12月, 2014の投稿を表示しています

2014年ブログを見てくださった皆さまありがとうございます。

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今日は大晦日です。2014年も後残すところ数時間です。 このブログをどのような方が見ていてくださるのか分かりませんが、ログ解析上は少しづつ見てくださる方が増えています。日本だけでなく、アメリカやフランスからも見てくださる方がいらっしゃる。チェコ共和国、ウクライナ、イギリス、インド、ポーランドからも誰かが見てくれる。2週間程度のログだけで、1年を通せば世界中の国の方が見てくださっているのだろう。1年間ありがとうございました。 FacebookやTwitterもやっていて、そっちの方が手軽なのでどうしてもそれで済ませてしまいがちですが、このブログは別の意味で大切だと感じています。 今年こんな事がありました。 競合する他社の窒化フライパンを使ってる方から、通常に使用しているフライパンの表面が欠けてメーカーに問い合わせたのですが「製品には問題が無い」と言われて納得がいかないという方から相談を受けました。その写真がこれです。 確かに数か所欠損が見られます。考えられるのはスピン加工(ヘラ絞り)していると鉄の素材がまれに力が掛かる事で剥がれるように層に分かれていて、調理中に硬いモノが当たった時に剥がれる事があるのか?頑張って考えても理由が良く分かりませんでした。 私達の鉄フライパンは特許を取っているので製造方法をも違うのですが、私達の製品よりはるかにメジャーな製品なので不思議です。また、お客様からこのような症状を報告されて最低でも製品の交換をして回収した製品を調べるべきですよね。 うちではスタッフ全員に製品を使ってもらっていますが好評です。スタッフも少なからず販売にも関わってもらっているの事が強みだと思っています。 工業デザイナーとしてアンテナの部分でこのブログは機能していると思っています。鉄フライパンとコーヒー用品は特に反応や問い合わせが多いです。 2015年も「緩く」頑張ります。よろしくお願いします。

THERMOSのコーヒーメーカー使用して1年過ぎました。

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このブログで紹介したTHERMOSのコーヒーメーカー使用して1年過ぎました。 前にも紹介 した通 り、以前は同じTHERMOSのこれより古い機種を使っていました。その前はBRAUNのコーヒーメーカーを使っていました。デザイン的にはBRAUNが好きでした。ディーター・ラムスのデザイン哲学が好きですから。 ただ、コーヒーメーカーとしては「煮詰まる」のはダメです。よって保温式のTHERMOSが良いです。デロンギとかのコーヒーマシーンも良いとは思いますが、構造上の不安と結局普通のローストした豆で普通に(お湯の量的に)飲んで美味しいわけないので現実的にはこれがベストだと思っています。 前の機械に比べて良く改善してあります。ポットの口も広いので女性なら内部も洗えます。男性でも手の小さい人ならなんとか洗えます。ただ、蓋の構造的に内部に水がたまりやすい。これは改善するべきでしょう。 ぜひ改善して欲しいところは、ポットをセットした状態(写真)だとポットの口が開いた状態で保温効果が著しく低下します。ドリップしているときは開いていないと内部にコーヒーが入りませんが、ドリップが終わったら口は閉じて欲しいです。ただ、これも故障の可能性もあるわけでメーカーが採用しないのも理解できます。 よってうちの事務所ではドリップが終わったらこのような状態です。上部は湿気が多いので乾燥させるようにしています。 蓋の上部をみてください。6個の穴から少しづつお湯が注がれます。ハンドドリップに似た構造となっています。音でしか判断できませんが、旧型に比べてお湯を落とす速度などに工夫があるように感じます。内部のドリッパーは一つ穴で機械が判断したタイミングでコーヒーを落とすようです。メリタ式に近いのではないでしょうか。メリタは実際90秒で落ちないのでTHERMOSの方が理想に近いかもしれません。 コーヒーマシンで粉っぽいコーヒー飲むよりはTHERMOSの方が良いと思います。事務所では都度手引きのミルで挽いていますが、やはりコーヒーは豆の鮮度が味に与える影響が一番だというのが私の感想です。 ドリッパーやフィルターの違いよりも焙煎してからの時間、挽いてからの時間、カフェのコーヒーは美味しいのは豆が新鮮だからです。自家焙煎で使う分だけローストしていればそれだけで美味しいと

富山デザイン会議その2

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先日の富山デザイン会議の写真を頂いた。 まずは分科会。私が参加したのはモノづくり部会で萩原さんが座長を務められた。 なんかちょうど話しているところ。 デザインをテーマにした会議自体参加したのは多分初めて。皆さん難しい言葉を使うし真意も理解できていなかった。 向こう側の一番右側が私。隣は広田さん。 ちょうど発言しているタイミング。急に振られたので思ったようには答えられなかった。 部会の座長を務められた萩原さんのまとめ方というか姿勢が非常に勉強になった。萩原さんとは何度かお会いしているし、話を聞いたこともある。凄く丁寧に纏まられていた。 デザイン会議と言ってもデザイナーは意外と少なくて、デザインはデザイナー以外の領域に広がっていると率直に感じた。

富山デザイン会議からの企業訪問

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昨日の富山デザイン会議に続き、富山の企業を訪問させていただいた。 事前に富山総合デザインセンターの吉田さんと調整して、絹織物の松井機業、おりん製造の小泉製作所、設計事務所とインテリアショップの五割一分を見学させていただいた。 中でも松井機業はとても素敵な工場でした。私自身繊維産業に興味がある。 歴史を感じさせる外観から覗くオシャレな店舗。 絹を通して光が柔らかな演出。 ストールや 小物等。元々はふすま紙等を作っていたそうだ。薄く透ける感じが素敵。 ランチョンマット的に使っていたする。 こちらは工場。 織物工場を見たことがあまりないので、比較できる経験が無いのですが、とても魅力的に感じました。 和紙を織り込んだこんな布も素敵。 しばらく、編物や織物について勉強してみようと思う。

富山デザイン会議に参加しました。

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富山デザイン会議というのが有り、デザインディレクターの桐山さんにお声がけいただき参加しました。 凄いメンバー。JIDA理事長の田中さん(GK)をはじめ著名な方々に混ぜていただいた。驚いたのは、初めてお会いする方のほとんどがFD STYLEの黒いキッチンツールを知っていた事とそれを通じて私の事も知っているという事。以前から面識のある高田レノムス高田社長には「初めて見た時美しいスタイリングに驚いた」と言っていただいた。社交辞令としても嬉しい。 写真は全体会議だけれど、この前に3つの部会に分かれ会議が有りました。 私は「ものづくり部会」に参加しました。座長は萩原修さん。 それ以外に、「コミュニケーション部会」「マネージメント部会」が有ったのですが、全体会議の報告を聞く限りどこでも内容にはそれほどの違いは無いようでした。 自分ではFD STYLEでやってるものの背景を伝えたり、販売したりする行為はデザイナーとして邪道と思ってきましたが、この会議の中では、産地と消費地を繋ぐ人としてクリエイティブファシリテーターの重要性が指摘され、また産地で活動するデザイナーの重要性や単にスタイリングの作業をデザインとして考えるのではなく、もっと広げて流通まで関わる事もデザイナーの役割であるという認識が示され、正にFD STYLEが実践してきたことは現在の日本に置いてデザイナーの最も進んだ役割であると感じる事が出来てうれしかった。 会議の後は懇親会会場(カーブユキノ)へ。 挨拶をする、田中JIDA理事長。その左が石井富山県知事、右はデザインディレクターの桐山さん。 翌日も富山県内視察予定。 それにしても、この2年間の活動、各展示会や新潟ロビーのおかけで多くの方とすでに面識のある状態であった。FD STYLEを通じて、私のデザイナーとしての認知度が上がっているのには驚く。これも一緒に働く加藤さんや八町さんのおかげ。自分一人だったら絶対にこんな事になっていない。ほとんど地方だけで活動するデザイナーとしては結構知られてきているかもしれないと実感している。もっと責任も果たせるようになりたい。