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2013春カタログ。

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カタログというほどのものではないけど、10月に入ったばかりのグラフック担当スタッフが制作したカタログ。短期間にうちの事務所のやりたいことを把握して形にするのは大変だったと思う。


4つ折りで仕上がりはB5サイズ。工場の雰囲気と働く人の表情を伝えたいと思った。

うち面は新製品を含めて主要製品を載せました。表の製造メーカーと製品が分かるように作りました。

まだまだ、事務所の特徴を生かしたり自分らしさを表現したりまではいかないけど良くまとめたと思う。前職の職場でキッチリした教育を受けてきたからだろう。

うちで働いたスタッフが、何かしらの理由で他に移っても同様に思われるようにできる限りの経験を積ませて上げたいと思います。

個人的には満足していて、感じた点は本人には伝えてあります。どのように成長するか次のカタログまでのお楽しみです。

2013新製品「tongs」

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先日のギフトショーで発表した「fongs」。燕市にある田辺金具さんで製造してもらいます。

デザイナーとして限界があることは承知しているが、買換えを促進する製品開発は出来るだけ避けたい。特に企画から販売まで携わる製品はそう感じています。

今回、想定したのは結婚。なんで結婚するんだろう?

一緒にご飯を食べながら、その日起こった事を話す。時にはちょっと贅沢な食材とお酒と一緒に。そんな時間を過ごしたくて結婚するんだろう。ちょっと大きめのお皿に盛りつけ、人数分取り分ける。もちろんそれだけではないけど、当たり前に食卓を囲むのが家庭のイメージで結婚したい理由のかなと考え、そんなシーンで似合うトングを作ろうとデザインしたのがこれ。

それぞれちょっとした仕掛けや工夫が有るのだけど、それは説明しない。
使いながら気付いて欲しい。

使い方を押し付けない、そういう道具で良いと思ってます。何度説明しても理解してもらえない人もいる。私のデザインする道具は、すべて「こう使え」という道具ではありません。でも使いながら感じてもらえる工夫をしています。道具は目的に非ず。


これが全部トングの材料。田辺金具さんはトングに特化したメーカーです。いわゆるOEMメーカーですので知らない人の方が多いでしょう。


特徴は圧延と呼ばれる加工。ローラーの間を何度も通すことで、ステンレスの厚みを変えます。厚さが変わるのと同時に組織も変わるので金属の特性も変わります。いわゆる「鍛えられる」感じでしょうか。


この様に1本1本職人さんが何度も何度もローラーの間を通すことで、トングのバネの部分や先端の部分の厚さを伸ばして薄くするのです。

圧延によって重量も変わるし、ヘッドの重さとバネの強さのバランスが悪いとしっくり来ません。

もちろん圧延だけでなく、プレスや研磨工程が有って製品になります。

私たちはデザイン事務所ですが、燕三条の様々な製造メーカーの特徴を生かしたものづくりを行っています。それを特徴として使っていただく方に伝えて行きたい。そんな思いで販売を手掛けています。早く沢山売るのではなく、ゆっくりと永く売りたいのです。気に入ってもらってから実際に買っていただけるまでの時間がどんなに長くかかっても有り続ける。そんな販売方針です。

このトングも3月発売に向けて準備中です。





インドへ初上陸しました!

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第二回となるインド国内におけるデザイン賞"India Design Mark(I Mark)”が2月9日・10日にインドのプネーで開催されました。日本デザイン振興会がこれに協力していて「グッドデザイン賞」の展示も行われました。

MAGIPも日本を代表し?展示されインド人審査委員の一人は、「これを是非買いたい。インド販売していないのであれば、日本に行ったときに絶対買う!」と言われたそうです。


私のデザインしたモノも、公式には?インドへは初上陸。

私達の掲げる「新潟から世界へ」も希望から現実へと進化中です。

JDP DESIGN NEWS [India Design Mark(I Mark)]

コーヒーポット

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今回のギフトショーで好評だったモノの一つがコーヒーポットです。
これには、長い月日が掛かってます。(自慢にもならないけど)
3月中には発売予定です。もうしばらく御待ちください。

先輩のSさんがコーヒーをドリップするケトルの話をされたのをきっかけにドリップに興味を持ち、新潟駅南ケヤキ通りの「カフェ ドゥ ラ・ペ」マスターにお話を聞き「カフェドランブル」を知り、野田ホーロー「ランブルポット」を手にしたのは3年以上前だ。

ランブルポットもそうですが、ドリップする為に最も重要な要素は「そそぎ口」。その上で、家庭での使用に適したポットにしたい。造ってくれるメーカー探しからスタート。フライパンの皿(本体)を製造してもらっているツバメテックで「つる首」の金型発見し、アイボゥの大橋社長に企画提案して引き受けていただいた。この辺は他の地域の人には分かりづらいかもしれない。私達にしか出来ない22年の積み重ねです。



◎そそぎ口はいわゆる「つる首」その上でそそぎ口先端を延ばし、目で見てお湯を「落とせる」様にカットラインを変更、通常より細くプレスしました。
今回のギフトショーではコーヒーショップの方やコーヒー豆を流通しているバイヤーの方がこの「そそぎ口」に反応していただけていました。(余談ですが、皆さんランブルポット使ってると言ってました。)
こだわったカーブのラインをランブルポットと比較してみます。
つる首の部分は1枚のステンレスの板を何工程ものプレス加工で成形し上面で合わせて溶接し研磨によりつなぎ目を見えなくしています。



◎200ボルト IH対応(磁性を持ったステンレスSUS430の底)


東京インターナショナルギフトショー2013春出展

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東京インターナショナルギフトショー2013春に出展しました。

ギフトショーには2009年にJIDAブースで2回参加して以来の出展です。2回お試し出展とも言えるJIDAブースに出て、一般の出展者と同じ土俵で勝負したいと考えたからです。デザイン業はリスクを取らない業種で、それが良い所でも有るけどその先に進みたいと考えました。
ギフトショーの単独出店は出展料も高いし、準備もそれなりに必要で何だかんだで3年の月日が掛かりました。

その間も、デザイナーズウィークやエコプロダクト展、東京パック等、展示会慣れしながら商品を増やし、PRするためのヴィジュアルをどうするのか?等考えてきたつもりですが、性格でしょうギリギリにしかまとめられませんでした。


それでも、今回の出展は私たちの全力です。ブース全体は白で中央に黒い帯のように展示台を配置しました。「新潟の技」を世界につなぐ「デザイン」がコンセプト。

燕三条のモノづくりの特徴は、1社が全てを行うのではなく地域の様々な業者が連携して行うタイプの製造であること。工場で作ってはいますが、大量生産とは違う職人が作る製品である。これを伝えるために用いたのがマニュファクチャーメイドという考え方。

これは、決して無責任作り方ではなく、職人は1社に抱えられると腕が鈍り、競争力が落ちてしまうためで、たぶん日本各地で行われてきた方法。ISOのような品質基準では図りしれない方法です。
日本の製造業は技術ではなく職人の腕が支えてきたと感じています。仕事への誇りが腕を上げさせる。私も一緒に仕事をしてきた技術者にトラブルの解決をどうしたのかと尋ねた際に得意げに腕をとんとんと叩くしぐさをされたことがあります。
頭で考える技術でなく、体に染み込ませた技、腕が覚えこんだモノづくりだ。

壁に其々の工場で私たちが撮り貯めた写真を貼り、どのように造られるのかを伝えました。

良く新潟の人は「新潟には雪と米と酒くらいしかない」と言った言い方をします。雪はまだしも米と酒はただ有名になった訳では有りません。それにかかわる人たちが一生懸命伝える事により、一般に認知されたのです。新潟県の工業製品は造るのに一生懸命で良いものを造れば分かってもらえると思って来ました。しかし、実際は違います。

良いものを造り、それを上手に伝えなくてはなりません。そういう私たち自身も自分の仕事を伝える努力を…

明日からギフトショーです。

今日はブースの準備。
その前に商談があって結局会場入りは15:30くらい。
でもあっという間に準備終了。

後は明日、ウチのスタッフがやってくれるはず。
実は準備もスタッフがやってくれました。

凄く感謝しています。
以前は他人事見たいな雰囲気だったから今はとてもやり易いし気合も入る。

商談でも私たちの取り組みはすごく評価して頂けている。
お米や酒のように、新潟の工業製品の特徴や他との違いを丁寧に説明し理解してもらう取り組みは、もう少しで当たり前になる。
そう信じてギフトショーを迎える。

明日からギフトショーの準備で東京です。

いよいよギフトショーです。
2009年から行って来たfd storeの集大成とも言える展示会。

新潟の「技」を世界へつなげるデザイン。がテーマです。

今回は黒いキッチンツールを拡大し、3つのメーカーで製造した製品群になります。
福井の「おいしいキッチン」とのコオラボレーションした白いステンレスキッチンツール。それと家の外で使う道具としてグッドデザイン2012ものづくりデザイン賞の「MAGIP」と,ようやくパッケージが揃って完成「Smart Scissors」です。

会場に来られる方は是非、西館4109ですのでお立ち寄りください。
最近乗りに乗ってるのでいい事ありそうな予感。 よろしくお願いします。