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春になりました!

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すっかり季節は春になりました。 今年の新潟は雪が多かったので、その分春が待ち遠しかったです。春になると年度も変わり新しい事はじめたくなりますよね。 2年ぶりくらいに新製品を発表しました。ステンレス製の鍋です。以前ブログで鍋について意見を書いたことが有るのですが、それを見たメーカーの方が昨年三条ものづくり学校で行った「僕らの自販プロジェクト」に参加して下さり、商品化する事になりました。 そのメーカーはフジノスと言って、私自身は存在は知っていたけれどほとんど知らないメーカーでした。事前のイメージはステンレス鍋を作っている独自の流通を持つメーカーなのだろうという感じです。漆山金属とかと似たイメージ。(漆山金属も詳しく知りません)実際工場にお邪魔してみると、それよりは本間製作所みたいな感じを受けました)本間製作所も詳しく知りません)この辺はマニアな人にしかつたわらないでしょう。 私の場合、一緒にモノをつくる時に重要な事の一つが誰とどの様に作るのかという事です。ステンレス鍋に関しては既に製造する段階になり、同時に販路の開拓に移っています。長野県にあるパン屋さん「わざわざ」の平田さんにプロモーションを手伝ってもらうべくお邪魔してきました。 ものを売る事に関しては私達は「アマチュア」です。一つ一つが勉強だし発見でもあります。そうした発見を本業であるものづくりに活用しています。わざわざの平田さんはパン屋としてアマチュアだし、雑貨の開発も販売もアマチュアです。でもそのアマチュアの次元が高くてマニアでありオタクである。そもそもプロフェッショナルとアマチュアの差は何か?と考えると目指すところは同じでありながら辿るルートが違う人ではないかと考えている。第三者から学ぶことにより合理的なルートを進み、スキルを身に着ける人がプロフェッショナルとするなら、自分で体験し納得するルートを進み、経験と実績を重ねるハイアマチュアな人がいて、一緒に仕事をして楽しく進められるのはハイアマチュアな人だと感じています。既成のルールに縛られなかったり、私自身がそうしたルールで立ち止まりそうなときに簡単にその先を示してくれるような気がするのです。 経験のない分野に進むとき人は誰しも立ち止まり考えます。体験した事が無いのだから考えても仕方ないと思いながらも慎重になり立ち止まる。ハイアマチュ

「MAISON&OBJET」と「ててて見本市」が終了しました。

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近年各地方のものづくりを行う作り手がPRする機会が圧倒的に増えてきている。 昨年からギフトショーは東京ビッグサイト全館を使っても間に合わず 2 週に渡って開催している。メゾンエオブジェもジェトロの発表では日本からの出展者は過去最多だそうだ。一方で早くからこうした活動を行って来た企業は、出展を控え別の活動に移るところも出始めてきている。私達も展示会に出展していて感じるのは、新規の取引希望は私達が求める販路ではないケースが多くなり、お断りする事も少なくない。どんどん新しい出展者が増える中で小売店としては目新しい製品に惹かれるのは当然である。そのような状況下で新製品を出すわけでも無く売り上げを「維持」する事にも意味がある。 商品として私達のキッチン用品は既に持っている事が多く、一度購入すれば買換えサイクルも長い。そうなれば、製品の価値を上げることが必要です。小売店にとって一定以上売れれば、単価が高い方が良い。生活雑貨にもいろいろあって消費するもの、サイクルが早いものが良い。いわゆる「売れ筋」商品であろう。では売れ筋商品だけの店で良いだろうか?そんな事は無い。小売店の人が気に入って置いておきたくなる製品が有る。私達の製品はそれを目指している。 もちろん売れる事を否定してはいない。ただ既に取り扱って頂いている小売店があり、気に入って仕入れて頂いている以上ガッカリさせたくは無い。使い手(ユーザー)も小売店もお客様であり気に入って買って頂いた以上満足してもらいたいのだ。私達が展示会に出る理由はもっと売る為に新しい顧客に出会う事も否定しないが、既に扱っても貰っている人に感謝の気持ちを伝え、様々な感想を聞き、私達の商品を一緒に使い手に届けるという共通の目的を持つ仲間として一体感が嬉しい。 FD STYLE をはじめる前は、街に商品が溢れ、もう新しい商品を欲しがる人なんて居ないのに、自分が生活する為にモノを作るって単なるエゴじゃないか?自分がデザインする事に意味があるのだろうか?そんな風に感じるようになって、デザインする事に疑問を感じていました。 FD STYLE は自分にしかできない事を見えるようにしてくれました。 私にとって、お取扱い頂く小売店と短い時間でもコミュニケーションが取れる場として展示