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12月, 2011の投稿を表示しています

長岡市で打合せ

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今日は長岡造形大学へ行きました。豊口理事長にMAGIIPの試作を見てもらうというので同席させてもらいました。豊口理事長からは松下電機のデザイナー時代の様々なエピソードや貴重な写真等を見せていただきました。高度経済成長時のインハウスデザイナーの話はとても魅力的で羨ましく感じました。長岡造形大学の学生は本当に恵まれた環境ですね。

その後長岡のリュウドへ。いよいよ発売となった「パディベア」実物を初めて見ました。


クマのぬいぐるみ型iPadスタンドです。スケッチで見た時は本当に造るとは思いませんでした。ハート型のマグネットがスリープスイッチになります。クマのお腹に手を入れる事ができ、膝の上に乗せた子供にiPadの画面を楽しむ、といった使い方を提案する商品。
これは、もうすぐ発売になるボイスレコーダー「Voice GATE」。USBメモリのような本体に7時間録音ができる。7時間というのはバッテリーの持続時間だそうだ。録音した本体をパソコンに挿すだけでEvernoteに音声ファイルが保存される、といった商品。

最後はドーナツケースのDoughnut TO-GO。クリスピークリームドーナッツのクリスマスバージョンです。クリスピークリーム向けに造ったわけでは無いけど電子レンジで温められる機能が評価され店頭で売ってもらっている。時々限定バージョンが出るので色々楽しめる。中にドーナッツ引換券が入っている。残念ながら新潟にはクリスピークリーム無いんだよね。 もちろんDoughnut TO-GOはどこのドーナッツだって入れられるし、種類はえらぶけど電子レンジで8秒程度温めると違った美味しさを堪能できる。個人的にはスタバのドーナツなんて良いね。 20年以上の付き合いなのですがこうしてみるとリュウドって何の会社か分からない感じになってきた。まぁFD STORE始めたのも少なからずリュウドの影響もある。売れると良いね。

燕で造られる製品紹介(その2)

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しばらくの間忙しさに更新した無かったのでまとめての更新。 デザイナーは友人の堅田佳一。大阪から来た(個人的に)期待のデザイナー。彼のお父さんも大手家電メーカーの工業デザイナーだったそうだ。大阪のデザイン事務所から燕のメーカーに移り活動をしている。
 彼が働くのは藤寅工業という包丁メーカー。日本製の刃物は良く切れるので海外でも人気が高く藤寅工業はかなり知られたメーカー。Tojiroというブランドで展開しています。燕では他に吉田金属鉱業のGLOBALも有名ですね。


包丁のパッケージは事故や事件にならないように中身を見せたいけど簡単に刃物を露出させる事ができません。かなり複雑なパッケージです。個人的にはロゴ大きすぎるかな。


商品名はORIGAMI (オリガミ)です。まぁ日本人には説明する必要はないでしょう。ブラシがついています。何に使うかも分かりますよね。


感心するのはプレスでこの刃のセンターを出している事。包丁自体は焼き入れする必要もあるし、なかなかこのデザインを具現化するのは簡単ではないでしょう。


個人的にはTojiro Japan よりも藤次郎作 ORIGAMIの方が好きです。


このデザインを否定するのが簡単な理由。グリップ内部が汚れたら簡単に洗えない事。それを内部の磨き処理やブラシを付ける事で製品化しています。

この製品は2011年のIFデザイン賞を受賞しました。工業デザイナーとしては是非欲し賞です。私は出した事もありません。家電を対象にしたしょうかと思っていました。
逆にグッドデザイン賞からは漏れています。グッドデザイン賞は一定の基準以上の製品を認定してような所があって、多角的に見て多くの人に進められると認定された賞だと思います。
IFデザイン賞は、もう少し尖がった部分を評価するのでしょう。独創性や製品化のリスクといった視点で選ばれるのだと思います。

私の知る限り新潟県の製品でIFデザイン賞取ったのは初めてではないでしょうか。大阪から知らない土地へ来て活動する堅田佳一に期待しています。

藤寅工業

燕で造られる製品紹介(その1)

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私のクライアントの多くが新潟県の燕市や三条市にあります。この辺りは県央エリアと呼ばれステンレスの薄板加工について特に優れた技術が有ります。これは岩崎 一郎デザインのケトル。ブランドはパイレックス(米国)です。

ステンレス表面を鏡面仕上(ミラー)とブラスト仕上(艶消し)が有り、写真はブラスト仕上げ。このくらい綺麗に仕上がってる量産品を知りません。ある程度磨いて仕上げにブラスト打ってるそうです。汚れなのでしょうが黒ずんだりしがちですが、洗浄がきれいに仕上がっているのでしょう。iPhone 4の外周の仕上げに似た感じです。産地ではミラー仕上げの方が好まれます。傷がついても磨きなおせば部分的に補修ができる事も理由の一つです。


通常のケトルと違いフタの固定にシリコンゴムのパッキンを利用しています。デザイナーのこだわりなのでしょうが、この部分でかなりのコストアップになってしまいます。フタがフラットに見えるだけなら他の方法も有ったでしょう。


シリコンゴムの弊害がなかなかパチンとフタが閉まらない事。フタの手前を押しこまないといけません。ツマミがセンターで無く小さい事も影響しています。


パッケージは「デザイナー家電」といった雰囲気ですね。生産数は多くないようです。

スタイリングのバランスは凄く良いです。取っ手の部分もシリコンを焼きこんでいるので触感もとても優しくハンドルの取付方法も凝っています。とても良いデザインに仕上がっています。
これが造れるメーカーは燕でも限られます。

エコプロダクツ展に出展しました。

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15~17日の3日間、エコプロダクツ2011に参加しました。3日間で181、487人の方が来場されたそうです。初めて参加しましたが、いわゆるトレードショーでもないし、かといって全く違うかというと「エコ」という関心の高いキーワードが有るので、やはり感度の高いバイヤーの方も多く来られていて参加して良かったというのが感想です。

 デザイナーの私達が展示会に参加する目的は、商品を成功させるためには流通をデザインする事も大切だと感じるからです。モノは良いものであれば売れる時代では有りません。

 例えば、農業であれば生産者が直接消費者に何かしらの情報を伝え販売する方法は良く見られますよね。生産地で工場と商品をデザインしている私達も、同様に商品の事や業界の事、産地の事等自分達のモノづくりに対するこだわりを伝え、協力していただける売り場を探す事が今最も大切だと思っています。例えば、今回展示したSmart Scissorsは、簡単に刃を交換できる構造になっています。ただ、2400円の製品の替刃をどの様に流通させるかというのは難しい問題です。

 花屋の店頭で販売していただけて、刃こぼれしたり、バネの交換が必要になった時に、お店で交換してもらえる。製品に対する意見等も小売店を通じて製品開発に生かせるような、そんな関係が創れると良いと考えています。良い製品を永く使ってもらうには、そういった仕組みを創っていく事も必要だと感じています。

 幸いFD STOREを通じて直接コミュニケーションできるお店が広がりつつあります。今後も少しでも広げていけるように、頑張ります。

ちなみに今回は「グリーンストア」というコーナーでの出店だったので物販も出来ました。
(ブース自体はものすごい低予算。MDFで乗用車で運べる展示台を造ってみました。)


ブースにお越しいただきました皆様ありがとうございました。
お買い求めいただきました多くのお客様もありがとうございました。


物販の事もあって会場をあまり見られませんでしたが、目にとまったブースを紹介します。
 サントリーのブース。ディスプレイが綺麗でした。多くのブースが、クイズ等に答えるとおまけがもらえるブースが多かったのですが、サントリーは視覚情報に訴えるブースでした。コンパニオンのお姉さんがくどくど説明しなくても言いたい事は分かるブース。それでいて造り込みは大掛…

エコプロダクツ展に出展します。

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12月15日から17日東京ビッグサイトで開催されるエコプロダクツ展に出展します。今回は11月の東京デザイナーズウィークで発表した「MAGIP ZERO マジップゼロ」の最終バージョンを展示します。 「MAGIP ZERO マジップゼロ」のおさらいです。今年の1月にIDSデザインコンペにてIDS賞をいただいた「MAGIP マジップ」はfd storeをはじめ東急ハンズ様等で好評発売中で、ゴミ拾いに特化したトングです。今年発生した東日本震災をはじめ、近年の災害にはボランティアの若者が多く見られます。災害で無くともグリーン活動やエコ活動と呼ばれるクリーン活動を積極的に行う若者が大勢いる。日本の誇るべき若者の姿だと思います。今まで無頓着に価格優先で造られてきたゴミ拾いトングをカッコよくデザインした製品がこれというわけです。

専用のバッグを用意しました。海岸や駅前などエコカツの場は様々ですが、都会では電車などで移動するのではないか?その場合こういった道具はどの様に見られるのか?エコカツ自体がカッコ良く見られるそんな道具にしたいと考えメーカーに無理を言って造ってもらいました。

中身の「MAGIP ZERO マジップゼロ」ですが、ステンレス製でカチオン電着塗装をした上に黒の艶消しで塗装してあります。錆びる事もなく、滑りにくいようにシリコンゴム製のグリップが装着されています。新潟県工業技術総合研究所の調査データからも約半分の力で物質を保持できる事が証明されています。


うちのスタッフに持ってもらいました。こんな感じでエコカツしてください。 興味のある方や企業の方是非エコプロダクツ展でお待ちしています。グリーンストアーズというコーナーに出展しています。
エコプロダクツ展(東京ビッグサイト 12/15,16,17日)