東京インターナショナルギフトショー2013春出展

東京インターナショナルギフトショー2013春に出展しました。

ギフトショーには2009年にJIDAブースで2回参加して以来の出展です。2回お試し出展とも言えるJIDAブースに出て、一般の出展者と同じ土俵で勝負したいと考えたからです。デザイン業はリスクを取らない業種で、それが良い所でも有るけどその先に進みたいと考えました。
ギフトショーの単独出店は出展料も高いし、準備もそれなりに必要で何だかんだで3年の月日が掛かりました。

その間も、デザイナーズウィークやエコプロダクト展、東京パック等、展示会慣れしながら商品を増やし、PRするためのヴィジュアルをどうするのか?等考えてきたつもりですが、性格でしょうギリギリにしかまとめられませんでした。


それでも、今回の出展は私たちの全力です。ブース全体は白で中央に黒い帯のように展示台を配置しました。「新潟の技」を世界につなぐ「デザイン」がコンセプト。

燕三条のモノづくりの特徴は、1社が全てを行うのではなく地域の様々な業者が連携して行うタイプの製造であること。工場で作ってはいますが、大量生産とは違う職人が作る製品である。これを伝えるために用いたのがマニュファクチャーメイドという考え方。


これは、決して無責任作り方ではなく、職人は1社に抱えられると腕が鈍り、競争力が落ちてしまうためで、たぶん日本各地で行われてきた方法。ISOのような品質基準では図りしれない方法です。

日本の製造業は技術ではなく職人の腕が支えてきたと感じています。仕事への誇りが腕を上げさせる。私も一緒に仕事をしてきた技術者にトラブルの解決をどうしたのかと尋ねた際に得意げに腕をとんとんと叩くしぐさをされたことがあります。

頭で考える技術でなく、体に染み込ませた技、腕が覚えこんだモノづくりだ。


壁に其々の工場で私たちが撮り貯めた写真を貼り、どのように造られるのかを伝えました。

良く新潟の人は「新潟には雪と米と酒くらいしかない」と言った言い方をします。雪はまだしも米と酒はただ有名になった訳では有りません。それにかかわる人たちが一生懸命伝える事により、一般に認知されたのです。新潟県の工業製品は造るのに一生懸命で良いものを造れば分かってもらえると思って来ました。しかし、実際は違います。

良いものを造り、それを上手に伝えなくてはなりません。そういう私たち自身も自分の仕事を伝える努力を怠ってきました。自分でデザインしたものの良さを自分たちで伝える。それが今回の目的です。


多くの方がブースに足を運んで下さい興味を持ってもらえたと思います。

出来るだけ丁寧に説明して、興味を持った頂けたと思います。お米を例に「魚沼産コシヒカリ」から何処の誰がどの様に作った米であるかを消費者が求める時代だと思います。新潟で活動するデザイナーとして他から来てデザインするデザイナーと違った私にしか伝えられないモノづくりを伝えました。


私たちの製品の多くはステンレス製ですが、鏡面やサテン仕上げと呼ばれる磨きを用いていません。今回のブースのコンセプトは黒と白。黒はフッ素加工したステンレスと酸化被膜と窒化した鉄を用いた製品を表し、白はビーズブラストしてアップル製品のように仕上げたステンレス製品を表現しました。(カラフルな花ばさみも有りますが。)

手入れが楽で食材の視認性に優れた黒いフッ素とフッ素の欠点を考慮し熱の掛かる製品にはフッ素せず、鉄を錆に強く加工した鉄。指紋が目立ちにくく傷に強い生地色を生かしたステンレス。ステンレス=研磨と考えがちな燕三条の製品の新たな可能性を提示した製品構成になっています。



2010年の東京パックで提案したパッケージもようやく製品化。花鋏を買おうとしている人に売るのでは無く「何コレ」から買ってもらおうという提案です。反応も良かったのでこれからが楽しみです。

ご来場いただきましたすべての方に感謝申し上げます。

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