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工業デザイナーである事。

工業デザイナーである。 今日も新潟市のスカイプロジェクトの懇親会で名刺交換していて自分から「工業デザインをしています。」と言った。ことさら、工業を強調する事に意味が有るのだろうか?「有る」と私は考えている。 グラフィックデザイナーやインテリアデザイナーが工業製品をデザインする時だってある。 私自身もパッケージやカタログ等グラフィックのデザインをする事も有る。そんな時でも自分は工業デザイナーだと思っている。何のためのパッケージでそれがどの様に存在するべきか綱に考えている。 クライアントとの打ち合わせで常に聞きたいのは、それが何であるか、どの様に使われるかと言ったことで、制約や納期などはあまり関心がない。素晴らしいデザインの前には意味が無くなる時が有るからである。 面倒で嫌だが、JIDAの先輩達は信念が有る。 JIDAメンバーでなくても工業デザイナーとして尊敬できる先輩は大勢いる。自分もそういう存在に近づきたいと常に思っている。 新潟には他の工業デザイナーを知らない。厳密にはJIDAには新潟県6人のメンバーがいるそうだ。殆どは学校の先生だったり、どの様な仕事をしているか分からない。JIDAメンバーで無くてもデザインしている人はいるかもしれない。ただ、クライアントに頼まれてスタイリングしているだけの人を工業デザイナーとは思わない。インハウスのデザイナーも同様に自分の信念でデザインしているとは認められない。 そういった意味で私は新潟の工業デザイナーである。 もっと新潟にも工業デザイナーが増えればいいのにと思う。

3Dプリンターがブーム

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facebookとかtwitterでつぶやかない限りブログを見てくれる人というのは限られます。 何となく他人を意識しないで書けるのがブログ。誤字が多いのは校正などしていないからです。 普通の人と逆寝のでしょうか。 最近は3Dプリンターがブームですね。 私もずいぶん前から注目しています。 5年くらい前になりますが、当時色々検討して結局私が購入したのがMDX-40という切削機です。 基本的にモデルは外注しています。当時検討したのは「Zプリンター」と「ディメンション」でした。Zプリンターは色が付けられるのは魅力でしたが、石膏のような感じで機能モデルには使えないのでやめました。 ディメンションも表面の凹凸が気になり高額な割にどの程度使えるだろうか?と考え、MDX-40を購入しました。 MDX-40とは、ローランドの切削式のモデル加工機です。簡単なNCフライスと言えます。木やプラスチックを切削加工します。300×300×150ミリくらいの加工範囲があります。 MDX-40の欠点は遅い事と刃物の交換が必要だという事でしょう。小さいものなら苦になりませんが大きなものをつくるのは大変でしょう。あとは、慣れですね。 3Dプリンターの普及はデザイナーの労力はふえ、でもその労力は価格に転換出来なさそうですよね。本当は、スケッチで伝えられる事が最もシンプルで良いのでしょうね。 今回は小型の機能モデルなので、自分で作っています。 ポリアセタール(POM)を削っていますが、POMは切削でそのまま使える質感に仕上がります。今回は両面からの切削ですが、裏面の切削でエラーが出てしまいやり直しました。シュミレーションで確認しておかないと。結構時間もかかるんですよね。 φ1mmのエンドミルはすぐに折れてしまうので気を付けないと。以前ならローランドのサイトでしか買えなかったけど今ならmonotaroとかで買えるので便利ですよね。翌日には届くので在庫もしなくていい。 なんにせよ、自分で立体物をつくるってのは楽しい。方法はともかくPCに向かっただけの作業よりは格段に「ものづくり」だ。3Dプリンターも欲しいけどランニングコストも高いようなので良く比較しないとね。 3Dプリンターも価格の安いものは仕事にはつかえない。出来れば学校の技術家庭とかの授業で