今日からニイガタデザインウイークはじめります。
準備してきたニイガタデザインウイークがはじまります。 今日は18時から新潟市中央区古町3の ヒッコリースリートラベラーズ さんの2階が会場です。 建築家でもあり、デザイナーの寺田尚樹さんを招いてのトークラウンジです。 デザインした製品を流通させてるという点で寺田さんは以前から話してみたい人の一人です。デザイナーの多くは流通に関心は無いのかなぁと思っています。 作るのは熱心だけど、作った後には関心が低いのかな?というのが多くのデザイナーです。私自身デザイナーがモノを売るという事にどの程度かかわるべきなのか悩みながらFD STYLEをやっています。 今の私は流通にもっと関わらなくては、ものづくりの環境は変えられないと感じています。例えば、皆さんは1000円のモノをいくらで「メーカー」が作っていると思いますか?新潟の地場産業の場合300円程度ではないでしょうか。それが1000円になっているのが流通です。 ある時メーカーが仕方なく100円値上げしたとしますよね、400円に。この場合販売価格が1100円になるのですが、実際には流通は掛け率という考え方をするので1400円とか1500円とかになってしまします。日本の製品が高くなり競争力を失います。 良く知らなかったときに、単純に中間をカットすればいいとしか考えませんでした。 そんなに簡単な事ではありません。地場産業の「メーカー」と考えてる事業者の多くは、ものは作れるけれどもそれ以外の本来メーカーが担うべき役割が有りません。作る事に特化して、競争力を高めてきました。マーケティングや企画、製品が出来てからのパッケージングや販促に必要なスキルを持つことなく今日に至ります。その部分を流通が担ってきたのです。 同じような事は小売店にも言えます。大きな規模の小売店は本来、自分達が担うべき販売の為の製品調達や販売員さえ流通に依存してきた部分が有ります。お店の店員だと思ったら流通が派遣した販売員だったなんて経験ありますよね。大型店に入っている個別のブランドショップなんかもある意味においては流通です。 これらは、高度成長時代、モノがどんどん売れる時代の産物です。少しづつ形を変えてきたものですが、ネットの普及が決定的に変化を求めていると思います。 地方のものづくりは劇的に変化しなくてはなりません。そうでなけれ