Maison et Objet 2017出展しました。
2017年1月20日から24日までパリの ノールヴィルパント見本市会場(PARIS NORD Villepinte) で開催されたMaison et Objet 2017にFD STYLEとして出展しました。 2012年に初めて単独でギフトショーに出展した時、このような日が来るとは想像もしていませんでした。この間一緒に試行錯誤を繰り返してくれたスタッフと協力してくれているメーカーのお陰と感謝しています。 ます初めに何故、地方の小さなデザイン事務所であるFDがこのようなことを初めたかについて書いてみます。モノはメーカーが作ります。その背景を伝えるのも本来はメーカーの役割です。しかし現実には長い間役割分担でメーカーは作ることに専念し、問屋という中間業者が流通を担当してきました。流通にはモノを届けることと情報を届けることの2つがあります。モノが満たされ大量消費が終わったことでモノを届けることは宅急便などの運送業者で事足りるようになりました。問題は情報を伝える事です。わかりやすく自動車を例に例えれば、自動車の広報は製造メーカーが行いますよね。販売会社も独自に広報も行います。しかし、製品情報など圧倒的にメーカーがユーザーに伝えていると思います。私達はメーカと共に作り手として責任を持って商品の全てを伝えたいと活動しています。この事は既存の流通にマイナスの影響を与えるとは考えていません。展示会や店頭で私達が自ら制作した販促物を使い伝える事で価格訴求やブランドといった偶像イメージと競合しても選んでもらえるものづくりを行っているという自信があって取組んでいます。 パリは2ヶ月前に下見をし、その際に知り合ったフランス人の青年から通訳の方を紹介してもらい1月の上旬に燕三条へ来ていただき、私達のメーカーだけでなく燕三条のものづくりを知ってもらう機会を設けました。 また、単なる英語版カタログではなく折り紙の手裏剣になるフライヤーも用意しました。これは単にウケを狙う事と、日本人の器用さとかものづくりに長けた国民性を説明する道具として活用しようと企画しました。私達の製品は特別な職人が作るものではなく、普通のおじさんやパートのおばさんが作るモノです。私が感じてる事は職人と呼ばれるスペシャリストは日本人にもフランス人にもいて、フランスのライオール(ラギオール)では素