明けましておめでとうございます!
明けましておめでとうございます!
最近はブログを書いていませんが、忙しいことが理由ではありません。身近なところで意外と読んでいただいている(会社とリンクしているから)ので余り「余計な事」書けないなぁと思っています。TwitterやFacebookのように当たり障りのない事を書くなら文字数に制限の無いブログを使う事も無いなぁと考えていて「ご無沙汰」に繋がっています。
デザインするだけでなく流通にかかわるようになって5年くらい経ちました。ユーザーの方や販売店の方とコミュニケーションが取れるようになってデザインに役に立つことが増えました。同時にメーカーに対するイメージと実態に差が大きい事も感じます。
私達の関わるメーカーはそのほとんどが20人程度の工場です。経営者の家族で5人程度と従業員が15名程度が多いです。東京近郊の町工場とは違い工場の建物は大きいです。製造業にとって良い時代があり期待も込めて作られたでしょう。
燕や三条の家庭用品の工場には自動車や食品等の工場と違い「製造ライン」というのがありません。18世紀にイギリスに産業革命が起こって以降の高品質で大量の生産を可能にする為の仕組みである製造ラインが無く、家内制手工業と呼ばれる状態です。
私達のFD STYLEは「manufacture made」としていますが、製品のレベルを均一にするために機械を用いていますが、職人により1工程ごとに作業されます。ロット(1回当たりの生産個数)を決めて製造しますが、流れ作業になっていないために例えばコーヒーポットなどは発注から納品までに3か月以上掛かっています。最近日本の手工業にスポットが当たる事が多いですが、産業とか工業といった高い視点で見れば先端産業のような技術力は無いのだと思います。それでも注目されるのは「人」の部分であり、現代の人が近未来を創造して創り出しているモノが私達の製品です。
人によっては「何を書いているの?」くらいわからない事だと思いますがここからが本題です。
ユーザーや小売店から時々寄せられるクレームに「鉄の色」というものがあります。金属は色々ありますが金属の色て何色ですか?金属は大きく分けて「鉄」と「非鉄」に分けられます。私達が製品に使うのはステンレスや鉄はもちろん「鉄」のグループに分けられます。鉄の色って何色でしょう。あえて言えば灰色でしょうか。鉄も表面を研磨すればステンレスのようにミラーになります。少し黒が強いかもしれません。ステンレスは正式にはステン(錆)レス(無い)スチール(鉄)です。ステンレスは鉄に10.5%以上のクロームが混ざった合金です。鉄にクロームを混ぜる事で透明の酸化被膜を発生させ錆びにくくなる性質の鉄です。行く使う18-8ステンレス(SUS304)は鉄に18%のクロームと8%のニッケルが混ざった合金です。クロームの量が増えるとより錆びにくくなり、ニッケルも同様の効果があります。マルテンサイト系、フィライト系、オースティナイト系という分け方をする場合もありますが、工場等ではJISの(SUS420)とか(SUS430)とか(SUS304)といった言い方をします。オースティナイト系18-8ステンレス((SUS304)はニッケルが含有するので色はより白っぽくなります。本来ミラーはシルバーの事なのでステンレスを研磨した状態はブラックミラーと表現されます。シルバーよりも黒っぽい状態ですね。鉄もステンレスも本来はほぼ同じ色ですが表面加工により反射が生まれ視覚上の色に繋がっています。
鉄のフライパンに色ムラがあるというクレームが時々あるのですが、塗装などで着色していないので色ムラという表現は適切ではありません。長くなったので後は後日。
今年は製品の色についてこだわってみたいと考えています。
最近はブログを書いていませんが、忙しいことが理由ではありません。身近なところで意外と読んでいただいている(会社とリンクしているから)ので余り「余計な事」書けないなぁと思っています。TwitterやFacebookのように当たり障りのない事を書くなら文字数に制限の無いブログを使う事も無いなぁと考えていて「ご無沙汰」に繋がっています。
デザインするだけでなく流通にかかわるようになって5年くらい経ちました。ユーザーの方や販売店の方とコミュニケーションが取れるようになってデザインに役に立つことが増えました。同時にメーカーに対するイメージと実態に差が大きい事も感じます。
私達の関わるメーカーはそのほとんどが20人程度の工場です。経営者の家族で5人程度と従業員が15名程度が多いです。東京近郊の町工場とは違い工場の建物は大きいです。製造業にとって良い時代があり期待も込めて作られたでしょう。
燕や三条の家庭用品の工場には自動車や食品等の工場と違い「製造ライン」というのがありません。18世紀にイギリスに産業革命が起こって以降の高品質で大量の生産を可能にする為の仕組みである製造ラインが無く、家内制手工業と呼ばれる状態です。
私達のFD STYLEは「manufacture made」としていますが、製品のレベルを均一にするために機械を用いていますが、職人により1工程ごとに作業されます。ロット(1回当たりの生産個数)を決めて製造しますが、流れ作業になっていないために例えばコーヒーポットなどは発注から納品までに3か月以上掛かっています。最近日本の手工業にスポットが当たる事が多いですが、産業とか工業といった高い視点で見れば先端産業のような技術力は無いのだと思います。それでも注目されるのは「人」の部分であり、現代の人が近未来を創造して創り出しているモノが私達の製品です。
人によっては「何を書いているの?」くらいわからない事だと思いますがここからが本題です。
ユーザーや小売店から時々寄せられるクレームに「鉄の色」というものがあります。金属は色々ありますが金属の色て何色ですか?金属は大きく分けて「鉄」と「非鉄」に分けられます。私達が製品に使うのはステンレスや鉄はもちろん「鉄」のグループに分けられます。鉄の色って何色でしょう。あえて言えば灰色でしょうか。鉄も表面を研磨すればステンレスのようにミラーになります。少し黒が強いかもしれません。ステンレスは正式にはステン(錆)レス(無い)スチール(鉄)です。ステンレスは鉄に10.5%以上のクロームが混ざった合金です。鉄にクロームを混ぜる事で透明の酸化被膜を発生させ錆びにくくなる性質の鉄です。行く使う18-8ステンレス(SUS304)は鉄に18%のクロームと8%のニッケルが混ざった合金です。クロームの量が増えるとより錆びにくくなり、ニッケルも同様の効果があります。マルテンサイト系、フィライト系、オースティナイト系という分け方をする場合もありますが、工場等ではJISの(SUS420)とか(SUS430)とか(SUS304)といった言い方をします。オースティナイト系18-8ステンレス((SUS304)はニッケルが含有するので色はより白っぽくなります。本来ミラーはシルバーの事なのでステンレスを研磨した状態はブラックミラーと表現されます。シルバーよりも黒っぽい状態ですね。鉄もステンレスも本来はほぼ同じ色ですが表面加工により反射が生まれ視覚上の色に繋がっています。
鉄のフライパンに色ムラがあるというクレームが時々あるのですが、塗装などで着色していないので色ムラという表現は適切ではありません。長くなったので後は後日。
今年は製品の色についてこだわってみたいと考えています。
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