グッドデザインBest100プレゼンに行きました。

11月になりました。

今年のグッドデザインにはゴミ拾いトングMAGIPが選ばれ、Best100にも選ばれました。

11月の2日~4日に掛けてミッドタウンでBest100に選ばれたデザイナーがプレゼンするという事で行ってきました。本当は一緒にデザインしたスタッフがデザイナーなのですが、8月に彼女は東京へ行ってしまい、連絡もままならないので仕方無く5分の為に新幹線で行ってきました。


今回、あらためてグッドデザインの審査員は凄いなと思いました。このトングに「社会を変えるデザイン」カテゴリのグッドデザインを与えた事です。

この商品は、永塚製作所という三条市にある火ばさみ、十能、火起こし、移植ごてを製造するメーカーから依頼でデザインしました。このメーカーはホームセンターや100均に製品を納めてきましたが、近年海外からの安価な製品に押され売り場を失っているので違う市場を目指したいという相談を受デザインにあたりました。

実際にゴミ拾い用のトング(火ばさみ)に新しい市場が有るのか?流通はどうするのか?1つの商品で何が変えられるのか?真剣にメーカーと何度も話し合いデザインを進めました。

コトからモノへ。実はこのメーカーは色々なゴミ拾いトングを商品化していました。なぜそれが普及しないのか。市場に認知されないのか様々な検討を重ねました。


私たちが出した一つの結論は、ユーザーとしてはビーチクリーンやNPOの呼び掛けに参加する若者達。でも、この若者は道具を購入するわけでなく、この文化を支援する企業が実際にはお金を払います。これを一纏めにして「地球のサポーター」というユーザー像を設定しました。

このユーザーに支持される為に、私たち(メーカーとデザイナー)自身も「地球のサポーター」で有らねばならないと考えました。

この考えが共感を呼び、マスメディアが賛同し、行政が協力し今日一つのムーブメントになりつつあります。環境教育や街づくりに、クリーン活動が結び付いて来ています。

そこに、このMAGIPが有ります。モノがコトを作り始めています。

ただ、この道具にこのようなグッドデザインBest100の評価が出来る審査員に驚きました。
私自身は、グッドデザインに通るかどうか自信が有りませんでした。


連絡は取りにくくなったけど、一緒にデザインに取り組んだ元スタッフも喜んでいてくれれば嬉しいです。彼女の新しスタートに自信を添えられればと思っています。

この期間はデザインイベント週間で、様々な企画が有りついでに見てきました。

まずは、渋谷ヒカリエであった47 GOOD DESIGNです。47都道府県からこの20年に選ばれたぐッづデザインをナガオカケンメイ氏のセレクトで選んだ展示です。



FD STYLEが選ばれました。新潟県からは坂源のハサミと燕振興の炊飯鍋、コロナのファンヒーターが並んでいます。全て燕三条製ですね。

また、Design Tide Tokyoが開催されているミッドタウン(Best 100プレゼンもだけど)では世界のデザイン賞いろいろと題してFD STYLE並んでいます。


こっちは、柳宗理と一緒に展示。これも燕三条製ですね。

MAGIPもFD STYLEも買えるのがFD STOREです。
こちらからどうぞ。

FD STORE(エフディーでデザインしたモノ)

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