GOOD DESIGN EXHIBITION 2012

グッドデザインエキシビション2012メインステージプログラムに参加してきました。


田子学ぶさんとみやけかずしげさんと一緒にゆるい感じのフリートークでした。

「コト」のデザインをテーマにグッドデザインベスト100に選ばれたMAGIPを例に、プロダクトデザインと「コト」について話しました。

地方では色々な形でOEMメーカーが存在します。自分たちではOEMメーカーだと思っていないメーカーも有ります。

問屋に依存して価格や売り場をコントロールできなければ、OEMメーカーだと思います。

現在の問題はOEMメーカーが自社製品を作っても販路が作れない事が挙げられます。MAGIPは初めから従来とは違う販路と売り方を目指してデザインしました。

製造メーカーの永塚製作所は、火ばさみや十能、火起こし、移植ごて等を製造し、ホームセンターや100円ショップに製品を販売してきました。

しかし、より価格の安い海外製品にどんどん市場を奪われ、私達に相談が有りました。

私は最初からどんな人がその製品を使っているのか、確認したところビーチクリーンを行うNPOに面白い人達が大勢いる事を知り、そういう人に使ってもらえる製品を提案しました。


それが、商品コンセプトにもなっている「私たちは、地球のサポーター」というコンセプトにつながります。

クリーン活動をする人たちは、多くが若者で気軽に参加でき楽しく活動します。それをNPOであったり、放送局であったりが中心となって運営します。原資は企業のCSR費用等でまかなわれます。使う人と道具を用意する人お金を負担する人が別々であり地球のサポーターというくくりのイメージです。その人達に選択してもらうために私達自身もサポーターで有ろうと活動しています。これが「コト」であってその為に「モノ」はどうあるべきか考えました。

GOOD DESIGN 2012でものもづくり賞をもらいましたが、正にその部分を感じる感性とそれに向けた的確な商品開発が評価されたのだと思います。

ステージプログラム以外に田子さん、みやけさんとの控室の話がとても為になりました。


デザイン振興会の皆様貴重な経験ありがとございました。


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