JIDAシンポジウムは「カタチのありか」

JIDA総会に合わせて開催されたシンポジウムに参加。JIDAとは日本インダストリアルデザイナー協会(Japan Industrial Designers' Association)です。一般の方がどのくらい知っているのでしょう。今回のシンポジウムは「カタチのありか」と題し、和田智さんと澄川伸一さんのトークイベントです。


 総会にほんの少ししか参加できませんでした。今回の総会では浅香理事長からGKの田中新理事長へ交代が発表されました。浅香理事長はいつの会えば声をかけてくださる優しい方で、昨年体調不良で入院されており、今回も喉の調子が今一つでしたので負担を減らす意味でも交代は仕方ないと思います。永い間お疲れ様でした。田中新理事長は挨拶で「昔はJIDAの理事長の名前はデザインの学生なら皆知っていた、もう一度JIDAの活動が認知されるよう活動する」力強く宣言されていました。

シンポジウムの方は和田さんのプレゼンテーションは初めて聞きましたが印象的でした。自動車メーカーの関係者の方が大勢いらっしゃった様ですが、観客を意識した発言も多く聞いていて楽しかった。造形に対する哲学的な部分も嫌になるほどではなく、分かりやすく感じました。JIDAの苦手なところに難解である事があるのですがそれが無かった。


澄川さんのプレゼンは澄川さんらしいプレゼンでした。私もRhino使っているので説明に用いられた線の間に面を張るという表現は具体的で分かりやすかった。2人の話は共通した点が多いように感じました。カタチを創るとかカタチにして表す作業を言語に置き換えるときニュアンスとして曖昧に捉えないといけないと思っていますがそう感じました。



シンポジウムの進行は田中新理事長が行いましたが、かなりアレンジを加えた進行でそれもダイナミックで面白かった。人柄を感じさせました。

懇親会の途中で退席し、偶々地下のフロアで行われていた富山デザインコンペ20周年記念トークイベントへ顔を出しました。中林鉄太郎さんが「秋田さんがよろしく言ってた」と教えて下さったので挨拶でもできればと降りて行きましたが既にトークは終了したようでした。



こちらの進行は桐山さんでしたが、桐山さんはまだ終わりそうも無く挨拶も出来ないので帰ろうとエレベータに乗ろうとした所で秋田さんとバッタリ。ビール呑もうと誘われパブへ。色々貴重な話を聞くことが出来ました。秋田さん自身が経験したり考えて来た事だからなのだと思いますが私自身が気にしている事をズバズバと指摘され相当に厳しい時間を過ごしました。



写真で秋田さんは笑っていますし話しぶりも説教っぽくは無いのですが言葉としては心に突き刺さり完全な「お説教」でした。JIDAのシンポジウムも勉強になりましたが最後の秋田さんの言葉が一番勉強になったかもしれません。次お会いするときは叱られない自分になろうと帰りの新幹線で強く思いました。

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