投稿

2012の投稿を表示しています

IID WINTER FEST. 2012に参加!

イメージ
IID WINTER FEST. 2012 に参加しました。 IIDとは、5月の IID GREEN DAY Vol.8 に参加させてもらい、MAGIPを使った「ゴミ拾いワークショップ」を開催させてもらって以来、イベントのたびにお声掛けいただいたいます。 (高山社長、秋元さんはじめスタッフの皆さんありがとう!) 本当はワークショップやりたいんだけど時間の制約もあるから物販です。 11時から5時くらいには撤収(日帰りで4時新潟発でした)だったので6時間が勝負? 前日も1日打合せで準備も出来ないなぁなんて思っていたら、スタッフが全部準備していたくれました。とっても嬉しい。持たされた商品は全部売ろう!と思っていましたが、なんかちょっと雰囲気が違う感じでした。 学園際見たいな感じで、「モノを買いに来てる」というよりは「楽しみに来ている」という人ばかり。 そりゃそうだよね。 私達も楽しもう!という事で「燕三条から来ました」と地域PRに切替、まぁただ座ってコミュニケーションとるだけにしました。 色々なワークショップをやっていました。 かぶり物やマスクのように口に付ける立体的な動物の面?を作るワークショップ。楽しそうだし、かわいい。 だるま型の花瓶に色をつけてオリジナルの花瓶を作ったり 20年履ける靴を育てたり、 オリジナルの木工キーホルダーを作ったり出来ます。 だいたい、300円から高くて1000円位でしょうか。これ以外にもキャンドル作ったり、とにかく子供も大人も楽しめるワークショップとIIDに入居している会社やお店が見られたり、飲食コーナーも充実していたり、私達と同様に物販があったりと正に学園祭状態でした。 そんな中、売れるのか?キッチンツールや花ハサミやゴミ拾いトング! 準備をしてくれたスタッフの為にも、それなりの売上あげたいなぁと目標は4万円に設定。 この日は冷たい雨が降るあいにくの天気。出足の人の入りはイマイチでした。 FD STYLEは「カッコイイ」と多くの方が興味を持ってくれました。 釣銭の関係で消費税分をカットした価格で販売させていただきましたが、結果的に合計41,800円お買い上げいただきました。 金額的には、予想した通りなのですが、売れ方や売れた商品が意外な感

特許とデザイン

デザインをしていると特許とは無縁でない。 以前10年までは経っていないと思うが、フルオープン墨つぼというコンセプトで商品開発を行った。 地元の建設大手であるF組などへのマーケティング調査を行い「第三世代墨つぼ」というテーマで墨つぼのフロント部分が大きく開閉し、糸切れ時の交換の手間を大幅に削減するとい画期的商品だ。 特許申請の際にメーカーの担当者から「特許の権利はどうしますか?」と聞かれ(紳士的なメーカーだな)と思いつつ「発明者の名前に私の名前を記載ください、そのほかの権利は譲渡しますから今後とも長い付き合いで行きましょう」と約束した。 月日は流れ、メーカーの担当部長が変わり、今ではまるで何事もなかったかのような対応だ。まぁ泣き寝入りというかソフトやデザインに対する評価もまたその産業である私達のの未熟な対応もしょうがないな、と感じていたところ、NOSGNR太刀川氏の漫画皿の一件を見ると、法的な」権利はもちろんであるが、ソーシャルな環境がそれを変えうる可能性があることを見せられた。 これからの、デザイン業界を考えると漫画皿の一件は画期的だった。 太刀川君の対応も素晴らしいものであった。 今後、権利保護にも力を入れるし、メーカーを安易に信用しすぎないことも、次代のデザイン業界を考えると私自身、もっとしっかりしていかなければならない。 一方で「ライバル企業に初めて真似をされた」嬉しそうに話すメーカーの担当前任部長の笑顔が今でも忘れられない。企業との信頼関係もビジネスを超えた喜びであることも間違いはない。

デザインと補助金の活用

イメージ
思い切って書きます。 昨日のグッドデザインエキシビションの控室でも話題になりました。 地場産業の製品開発に補助金が使われているケースがあるって知ってますよね。 最近、多くの友人デザイナーはこれを批判します。流通系の経営者の友人からも同様ですね。 自分のお金を使わずに行政が呼んできたデザイナーとモノづくりを行い失敗例が多く残ってきたからです。自分の原資を使わず、開発するモノが上手くいくわけ無いと。同感です。 その結果は、デザイナーとモノづくりをしても良い事無し。という実績が出来上がりました。 (時にはデザイナーアレルギーとも思われる現象も生み出します。) 私も20年以上デザイン事務所をやってきましたが、散々苦しめられたし、今でも続いています。 現在活躍している同年代から下の年代のデザイナーは「補助金」を嫌います。 お酒の席で、私が「補助金」に前向きでもっとも力を入れているというと、それはもうひどい事になります。大抵説明しても(酒の席なので)ちゃんと聞いてもらえないので書いてみます。 (以外と補助金についてちゃんと分析してる人っていないんだなぁと私は感じています。) 私が(実際に様々に参加した経験の上で)考える問題点は、 ●製品開発の基本部分を行政や独立行政法人が行う事だと考えています。 通常、企画内容を行政とデザイナーが考えて(どちらかの考えの強弱はあれど)企画内容が決まったものにメーカーが参加する開発が多い。用意されたものにメーカーが合わせる格好。 モノづくりの素人と売る事に責任を持っていないデザイナー(デザイナーとは本来そう)、仮にそこにプランナーや流通関係者が加わったとしても「売る事」に責任は持たないケースが普通。 メリットのある企業は限られるので参加している企業は毎年同じ。使ってる費用と成果は全く合わないが税金をつかてるので問題ない。税金が使われなくなればそれで終わり、残るものは少ない。あるとすれば「デザイナーは役に立たないという実績」。 見方を変えればOEM先が変わっただけで、そのOEM先は売る事に責任を持っていない。メーカーに自覚があれば、参加自体は有意義だったりもする。生かせるメーカーは限られるのではないだろうか。 私が活用している経済産業省のプログラムはこんな感じ。 (実行している窓口は

GOOD DESIGN EXHIBITION 2012

イメージ
グッドデザインエキシビション2012メインステージプログラム に参加してきました。 田子学ぶさんとみやけかずしげさんと一緒にゆるい感じのフリートークでした。 「コト」のデザインをテーマにグッドデザインベスト100に選ばれたMAGIPを例に、プロダクトデザインと「コト」について話しました。 地方では色々な形でOEMメーカーが存在します。自分たちではOEMメーカーだと思っていないメーカーも有ります。 問屋に依存して価格や売り場をコントロールできなければ、OEMメーカーだと思います。 現在の問題はOEMメーカーが自社製品を作っても販路が作れない事が挙げられます。MAGIPは初めから従来とは違う販路と売り方を目指してデザインしました。 製造メーカーの永塚製作所は、火ばさみや十能、火起こし、移植ごて等を製造し、ホームセンターや100円ショップに製品を販売してきました。 しかし、より価格の安い海外製品にどんどん市場を奪われ、私達に相談が有りました。 私は最初からどんな人がその製品を使っているのか、確認したところビーチクリーンを行うNPOに面白い人達が大勢いる事を知り、そういう人に使ってもらえる製品を提案しました。 それが、商品コンセプトにもなっている「私たちは、地球のサポーター」というコンセプトにつながります。 クリーン活動をする人たちは、多くが若者で気軽に参加でき楽しく活動します。それをNPOであったり、放送局であったりが中心となって運営します。原資は企業のCSR費用等でまかなわれます。使う人と道具を用意する人お金を負担する人が別々であり地球のサポーターというくくりのイメージです。その人達に選択してもらうために私達自身もサポーターで有ろうと活動しています。これが「コト」であってその為に「モノ」はどうあるべきか考えました。 GOOD DESIGN 2012でものもづくり賞をもらいましたが、正にその部分を感じる感性とそれに向けた的確な商品開発が評価されたのだと思います。 ステージプログラム以外に田子さん、みやけさんとの控室の話がとても為になりました。 デザイン振興会の皆様貴重な経験ありがとございました。

ソーシャルデザイン

イメージ
ソーシャルデザインって知ってますか? 流行ると何でもネーミングする事にちょっと抵抗が有りますが流行っているので使ってみます。 利益のみを追求せず、調和の上に成り立った未来を創造するデザインだそうです。 でも、こういうものってソーシャルデザインって分野が有るわけでなく、売れたり注目される製品を指示したユーザーが有るって事ですよね。 マジップのBest100プレゼンテーションで、マジップの開発コンセプトで従来の市場とは違う市場の想定として「誇るべき日本の文化」+「CSR」=「地球のサポター」と名付けたユーザー像と設定しました。これは、いわゆるソーシャルな市場という事になります。 その中で、クリーン活動に参加する若者は楽しんでこのような活動に参加するわけだから、少しでも楽に作業できるようにと、1/2のグリップ力+腰に負担のかかりにくい60センチのロングサイズ+端面を保護するクッション性のある素材で安全を製品デザインで実現しました。 その上に、製造メーカーと一緒になってクリーン活動に参加し、私たち自身が「地球のサポーター」である姿勢。だからこそ行政も参加してもらえます。(写真は記者会見する国定三条市長) これらの仕組みに係るデザイン業務が今風に言うと「ソーシャルデザイン」なのです。 先日のプレゼンでご一緒したバルミューダの扇風機もソーシャルデザインです。行きすぎた快適性の追求で環境に負荷を掛け過ぎる事を気にするマーケットへそれを解決する製品で応えたソーシャルデザインです。デザインをまねしただけの製品は指示されない。なぜ分からないのだろう。 地方で工業デザイナーをやっていると珍しがられるが、これだけデザインを必要とされているのに地方であれマーケットは有る。やっていけないとしたらデザイナーが不勉強なのだ。全く勉強をしていないデザイナーが多すぎると思う。言葉として知るだけでなく事象として理解しないと必要とされなくなるというだけ。 メーカーからの言われれままスタイリングだけしていたら「描き屋」なんて呼ばれちゃうよ。

グッドデザインBest100プレゼンに行きました。

イメージ
11月になりました。 今年のグッドデザインにはゴミ拾いトングMAGIPが選ばれ、Best100にも選ばれました。 11月の2日~4日に掛けてミッドタウンでBest100に選ばれたデザイナーがプレゼンするという事で行ってきました。本当は一緒にデザインしたスタッフがデザイナーなのですが、8月に彼女は東京へ行ってしまい、連絡もままならないので仕方無く5分の為に新幹線で行ってきました。 今回、あらためてグッドデザインの審査員は凄いなと思いました。このトングに「社会を変えるデザイン」カテゴリのグッドデザインを与えた事です。 この商品は、永塚製作所という三条市にある火ばさみ、十能、火起こし、移植ごてを製造するメーカーから依頼でデザインしました。このメーカーはホームセンターや100均に製品を納めてきましたが、近年海外からの安価な製品に押され売り場を失っているので違う市場を目指したいという相談を受デザインにあたりました。 実際にゴミ拾い用のトング(火ばさみ)に新しい市場が有るのか?流通はどうするのか?1つの商品で何が変えられるのか?真剣にメーカーと何度も話し合いデザインを進めました。 コトからモノへ。実はこのメーカーは色々なゴミ拾いトングを商品化していました。なぜそれが普及しないのか。市場に認知されないのか様々な検討を重ねました。 私たちが出した一つの結論は、ユーザーとしてはビーチクリーンやNPOの呼び掛けに参加する若者達。でも、この若者は道具を購入するわけでなく、この文化を支援する企業が実際にはお金を払います。これを一纏めにして「地球のサポーター」というユーザー像を設定しました。 このユーザーに支持される為に、私たち(メーカーとデザイナー)自身も「地球のサポーター」で有らねばならないと考えました。 この考えが共感を呼び、マスメディアが賛同し、行政が協力し今日一つのムーブメントになりつつあります。環境教育や街づくりに、クリーン活動が結び付いて来ています。 そこに、このMAGIPが有ります。モノがコトを作り始めています。 ただ、この道具にこのようなグッドデザインBest100の評価が出来る審査員に驚きました。 私自身は、グッドデザインに通るかどうか自信が有りませんでした。 連絡は取りにくくなったけど、一緒にデザインに

箏の音色に触れて。

イメージ
新潟市食育・花育センターで開催されたミニコンサートに行ってきました。 新潟市で活動する 藤崎浩子 さんという箏演奏家のコンサートです。 知人に紹介され一度生で聴いてみたいと思っていて11月23日のコンサートに行ってみようと思っていますが、その前にこれが有るよという事で行ってみました。 藤崎さんは若くて美人素敵な方で箏のイメージも変わりますね。この日は一般の人に馴染みのある曲がち中心で、「天空の城ラピュタのてーま」や「秋桜」など、聞きやすい演奏でした。 ちなみに「箏」という字も藤崎さんのホームページで知りました。 会場は初めて行きましたが花と食育をテーマにして建物で、会場の外はもちろん中にも緑が沢山ありました。 演奏自体は会場の音響や騒音も有って「箏を楽しむ」と言った感じではありませんでしたが、楽器としての箏を間近で見る事が出来ました。 箏の構造というか音の出る仕組みに興味があり、少しですが見られてイメージ出来るようになりました。 次はちゃんとしたコンサートで音を楽しんでみたいと思います。   藤崎浩子さんの公式ホームページ  

USAからお客様が!

イメージ
7月の初め頃、英語のメールが来ました。 いつもなら内容を確認せずゴミ箱行きですが、とりあえず訳してみるとNHKで見て10月の15から28日に行きたいけどイイ?みたいな米国ワシントンからのメールでした。どこの誰か分からなかったけど、面白そうなので「いいよ」みたいなメールを返信しておきました。 今日、突然来たのがこの人。通訳の人を連れて。 世界銀行をリタイヤされたミゲルさんと世界銀行にお務めの新発田市出身の富樫さんの2人。 異国のテレビで紹介された「たかが」キッチンツールのデザイナーにワザワザ会いに来ていただけるなんて驚きです。アメリカでの販売に関して色々アドバイスを下さりました。 今度はワシントンで会う約束をしました。いつになるか分からないけど。 そして、今日は最近入ったスタッフの誕生日でした。 以前から誕生日は事務所でちょっとしたお祝いをしてきましたが、今年は色々有ってより一緒に働いてくれるスタッフに感謝しています。誕生日おめでとう。そしてありがとうございます。  

以前から気になっていた「浜メグリ」に行ってきました。

イメージ
2年くらい前から行こう行こうと思っていた「浜メグリ」にようやく行ってきました。 我ながら遅い。 新潟市の越前浜という海岸沿いの集落で開催されるアートイベントで、春と秋の年2回行われています。FB友達の石川さんという方が、愛着カフェというのをやっていて毎回案内を下さるので一度行ってみようと思っていました。 最近、手に入れたスーパーカブで。遠くに見えるのは角田山です。 越前浜は角田山のふもと、山の向こう側は日本海です。 越前浜まで来てみました。海の向こうは佐渡島です。 今日は佐渡が近く見えました。 浜メグリは、この地域で制作活動する作家がその場所を(多くが民家)解放して展示を行っているので、普通の家で生活感があります。写真は愛着カフェ。 写真のような普通の家で展示が行われています。道幅も狭くとても分かりにくい場所ですが、アスファルトにチョークで会場が記されています。 初めて来たけど面白かった。 最近よく会うガラス作家の塚原さんや色々な作家さんと直に話が出来得て面白い。 来年の春もきっと来よう。 デザイン事務所としても、作品を展示して見てもらう機会を作りたいと常々思っているのだけれど、おおげさじゃ無くてもやれることをやろうと改めて思った。  

福井市へ行ってきました。

イメージ
出張が有ると落ち着いて仕事が出来ません。 なんて言ってるようではダメですが、あまり移動が得意ではありません。 ずっと新潟に居たいタイプ。 でも、福井市の「おいしいキッチン」の招きで行ってきました。 来春のギフトショーで「おいしいキッチン」とfdstoreのコラボレーション企画が有るのです。 多くの人にfdstoreを知ってもらうには良いと考えています。 新潟と福井は同じ北陸信越地域とされていますし、歴史的にも「越しの国」としてつながりが有るのですが、実際には遠いし、関東の影響を受ける新潟と関西の影響を受ける福井とでは、距離感が有るのは否めません。 富山乗り換えで約5時間で福井へ。 福井県庁は何とお城の池垣の中。ちょっともったいないですね。 でも、私が行ったのは福井市役所。「おいしいキッチン」は福井市の持つブランドだそうです。 福井市の商工労働部マーケット戦略室の方々と福井市の企業に皆さんに「デザインとモノづくり」と題して当社のfdstore projectを紹介させてもらいました。 そもそも、私がfdstoreを真剣に考えるようになったきっかけは、4,5年前に三条でリンクコーポレーションの二口さんの講演を聞き、その後色々お話を聞くうちに、地方発のモノづくりがブランドを形成出来る事に刺激を受けたからです。 この日も、実際においしいキッチンをプロデュースするリンクコーポレーションの二口さん、土居さんと夜遅くまで話が出来ました。 新しい展開になりそうな期待と不安の福井訪問でした。 ブログ用にもっとちゃんと写真撮った方が良いですね。

IID8周年式典参加

イメージ
今週2回目の東京出張。 まずは自由が丘のカタカナさんへ。マジップの製造元永塚製作所の能勢専務といっしょいマジップゼロを取り扱ってもらえるようお願いに。 ちゃんとFD STYLEも置いてもらっています。 さらに、花ハサミのスマートシザーと26cm鉄フライパンも置いてもらってます。これにマジップゼロが加わればfdstore完全制覇です。 とにかく、カタカナさんには足を向けて寝られません。河野さん、スタッフの皆様ありがとうございます。今後もよろしくお願いします。 次は二子玉のスノーピークへ青柳店長を訪ねる。この日は二子玉川ビエンナーレが開催されていて河川敷でキャンプイベントをやっています。 都会の真ん中の河川敷とは思えない環境。 こちらがスノーピークストア二子玉川店。二子玉川ビエンナーレにはエバーグリーンワークスさんも出展していていました。 この後、世田谷ものづくり学校(IID)の8周年式典へ IIDのクリエータによるトークイベント。マロンブランドの栗山さんは話はいつ聴いても面白い。 いきなりのダンス。まじかで見るセクシーなダンス。目のやり場に困る。 本当にIIDには様々な年代のクリエータが集っている。色々な仕事が有るし刺激になる。 こうしてブログに載せると何しに行ったのかまとまりを欠くけれども、fdstoreの可能性を広げる為の「人に合う」活動。人に会い、繋がりを持つ事がfdstoreの今できる事頑張ろう。  

Good Design Best 100

イメージ
10月1日はグッドデザイン賞の発表の日 今年は MAGIP で受賞しました。しかもベスト100にも選ばれました。 という事は特別賞候補という事でさらに楽しみは続きます。 審査員のコメントが良い。 「このトングは、特に際だったデザイン処理がなされている訳ではないが、とにかくものがつかみやすい。」 際立ったデザイン処理がされていなくても評価はされるんだよね。ここまで約2年かかったけどデザインするのはモノよりコトだってこと。 モノを生み出す以上、カタチだけ考えるのではなく道具によって何が起こるかを、それによってどの様な問題解決がされるか、てところが大切。 やたらに新しいデザインをするのは止めようと考えた。 考え方が違うと離れて行ったスタッフもいた。 でも、評価してくれる人も大勢いるし新たに力を貸してくれるスタッフも得た。 2012年10月1日は忘れられない1日になったね。 Good Design Award

三条鍛冶道場祭りに出展してみました。

イメージ
今日は三条鍛冶道場祭り。 三条のKアートというグラフィックやサインをデザインしている関川さんと共同で出展しました。 関川さんとはFaceBookを通じて交流があったけどお会いするのは初めて。 でも、以前からの知人のよう。FBってあらためて凄い。 初めて来ました。鍛冶道場は打ち刃物の街三条市がほころ鍛冶マイスターが鍛冶屋の体験をさせてくれる施設です。     こんな体験が出来る。包丁製造体験。まず炉で加熱した刃物をプレス機で叩く。   これを繰り返す。時々指導する県央マイスターが手伝ってくれて。   初めての人でも切味優れる刃物が作れる、体験施設。   この後、砥ぎ工程やらあって包丁が作られます。男性から女性へのプレゼントとして手作りの包丁を送られる人もいるそうです。 でも今回は、鍛冶道場祭りと名付けられたイベントで青空市みたいな感じでしょうか。   fdstoreとしてゴミ拾いトングMAGIPと花ハサミSmart Scissorsを持って行きました。 MAGIPは新潟県内ではテレビやラジオや新聞に取り上げられていますが販売しているお店はレクスタのみ。これは、私達の販売戦略によるものですが、まぁこのイベントで売ってみようと参加しました。 残念ながらこの日は雨で肌寒い一日となりました。写真左はMAGIPメーカーの能勢専務。中央はKアート関川さん。右は関川さんの奥さま。素敵なご夫婦でした。     販売ブースや飲食ブースは勿論ですが、様々な体験ブースが有ります。写真は鍛金体験ブース。子供達はキャラクターの図柄を叩いて小皿を作っていました。他にも磨き体験等燕や三条の職人が指導してくれます。   それにしても、鍛冶道場内の年季の入ったこの機械、ディテールが美しい。 中間に設けられたスプリング。叩く動作をさせる為のバネ構造も美しい。やっぱり三条の工場の機械は何となくノスタルジックでカッコイイモノが多い。   あいにくの雨のせいもあって人出はイマイチでした。定着してきた三条マルシェとは少し違う感じらしい。今度はマルシェにも出てみたいな。 fdstoreとしてもっと色々な機会に参加し

あっという間に

イメージ
あっという間に1週間たった。 今週はとにかく打合せが多かった。 NICOの「百年物語」デザインミーティング。今年はムラタチアキ氏がプロデューサー。同世代という事も有って楽しい。感覚的な違和感が無い。でも2件抱えてるので少し大変。 週末はは越後三条鍛冶祭りが23日にあり、fdstore として初めて参加します。 今週はwebshopeのfdstoreも毎日注文がありました。 これって本当に驚きです!少しづつfdstoreが認知されてきているのを実感しています。 10月1日には今年のGood Designの発表があります。MAGIPシリーズがエントリーしています。 従来の特別なスタイリングや質感では無く、クリーン活動を楽しむコンセプトが評価してもらえるのかとても楽しみにしています。  

変わる「産地とデザイン」へ参加してきました。

イメージ
東京六本木のAXISビルで開催された 『変わる「産地とデザイン」』 に参加してきました。 FBを通じて百年物語でお世話になっているNICOの芳賀さん、SUWADAの小林さんが新潟を代表しパネリスト参加すると知り「ひやかし」で参加してみました。 埼玉県産業技術総合センターの影山さんの著書『ものが生まれる産地、ものを輝かせるデザイン』出版を記念したイベントです。 影山さんの出版に至る過程と背景をお聞きし、今まで正確に知らなかった日本の工業デザインの流れを聞く事が出来勉強になりました。あらゆる分野で近代史は評価が難しい面があり中々知る機会がありませんが、日本における工業デザインの創成期と国策について実際に関わった方から聞けた事は本当に貴重な事だと思います。   全体の進行はそれぞれの地域、立場から現状について意見を話し参加者全員が小さなグループに分かれ話合うスタイルでの進行でした。 私が感じた事は、東京から見た産地と、それぞれの地域で考える産地、私の活動する新潟の産地と3つの立場に分かれているように感じました。全体で議論するにはチグハグな感じがしました。 特に普段から東京から見た産地とそこで暮らす人から見た産地について思うところが有るので別の機会に纏めてみたいと思います。 ちょうどJIDAギャラリーで金沢美術工芸大学の展示がありそちらものぞいてみました。   先生がお二方いらっしゃいましたが、学生もいると良いのにね。 JIDAメンバーでありながらめったに行けないJIDA事務局は当然閉まっていました。